急遽 ソウルからプサンへ 夜行列車に揺られ チャガルチ市場とポモサ [留学]
日曜日の昼過ぎ、プサン近郊の会社の研究所に就職したインドネシア人男性のチングからムンチャが届きました。「月曜日と火曜日が休みとなったので、こちらに来て遊ぼうよ＾＾」・・・こんな内容のメッセージだった。
彼は3級を卒業すると韓国の会社に就職し、プサン近郊の研究所に勤務となったのだ。韓国語もまだまだ覚束ない彼だったのでちょっと心配していたのだが、先月に続いて今月も逢いたいとのムンチャに嫌な感じを受けたのだ。
仕方なく日曜日の夜10時50分ソウル駅発の夜行列車「ムグンファ」プサン行きの指定券を購入した。こちらの列車には自由席はなく、全て指定席となる。しかし、指定席料金はない。
でもさすがはいい加減なおおらかな韓国、ソウル駅で改札のチェックはないし、途中の車中で職員による検札もない。そしてプサン駅も改札がない。これって・・・ソウル駅で切符を買わなくても、タダでプサンまで行けると言うことだよね？
日本では信じられない＾＾；
ソウル駅3階からの眺め。
ムグンファは満席でスタート。途中からも乗ってくるので、通路に立っている人も多い。テジョン（大田）で結構降りたが、乗り込む人も多い。テグ（大邱）トンテグ（東大邱）と進むにつれて、席が空いてくる。
ロッテマートソウル駅店で買ったヤンニョムチキン＆ビールで気持ち良くなって眠ろうとしたが、車内放送の煩いこと・・・（日本では夜24時頃を境にして、翌朝まで車内放送を止めるけれど、こちらは違う。ボリュームも落とさずにガナリたてる）
結局プサンまで5時間20分ほどを一睡も出来ない状態で過ごし、プサンで散々な目に遭うことになる。
早朝4：04プサン着。駅前のロッテリアで、地下鉄が動くまでの1時間半ほどを、コーヒー1杯で過ごす。
店内は同じ考えの人達で、満席状態。皆さん寝ている（爆睡状態）。
地下鉄が動きチングとの待ち合わせ時間までまで3時間以上もあるので、取り敢えずチャガルチ市場周辺を散策する。やはり港町の早朝は、賑やかだった。そして、韓国女性の働きぶりが凄いのも、改めて分かった。
魚市場は貝がずらりと並ぶ。
貝を洗うアジュンマ、値札を確認するアジュンマ・・・しゃもじを値札代わりに使っている＾＾；
市場のアジュシに価格交渉しているアジュンマ。その声の大きなこと・・・内容がマル聞こえだ（苦笑）
貝を剥くアジュシ
品定めに真剣な表情のアジュンマ
店の水槽に入れられていたこの魚。何て言う魚でしょうか？お腹に吸盤が付いており、顔はカジカにのような感じだ。これを食べるんだね～グロテスクなほど美味しいと言うけれど、確かめたくはない。
チャガルチ市場の近代的なビルと手前の灯台のモニュメント
背景の山は、紅葉で綺麗だった
魚市場から少し歩くと、そこはスルメ・海苔・ヒジキ・ワカメ・昆布・煮干し・・・生モノ以外の海の幸がいっぱい。
美味しい空気を一杯吸って、少し眠気が和らいだ。インドネシア人チングとプサン駅で待ち合わせし、そして訪れたのがポモサ（범어사）である。
ちょうど紅葉真っ盛りのポモサであった。インドネシア人チングはイスラム教徒であるが、ｓａｒａｈｅがポモサに行きたいとのリクエストに、最初は腰が引け気味だった（笑）
最初の山門
参拝客はやはり多い。
四天王がある門は閉じられていた。参道を工事中とかで、見ることはできなかった。夏に来た時に見たので、まあ良いか～
山は紅葉が進んで、少しばかり汚らしい茶色となっている
次からはモミジ特集だ。寺や塀を背景にしたモミジ。そして空の青さとモミジの赤のコントラストが実にいい感じだった。どないでっしゃろ？？？
ここへ来るのは2回目だが、いつも多くの人達が熱心に祈っている。圧倒的にアジュンマが多い。
立って1礼してひざまずいてそして頭をつけて・・・両手の手の平を軽く上にあげる独特のポーズ。
境内には色とりどりの提灯と言うか灯篭というかがいっぱい。こうして見ると綺麗だ。
誰もいない寺の中を覗くと・・・
韓国ドラマや映画によく出てくるこれ！ 見覚えあります？
こちらは反対側の山
夜のプサンタワーと月＾＾
食事には気を遣う。イスラム教徒なので・・・
デジやソはダメ。タッコギ＆ソコギのみ。
仕方がないので、テンジャンチゲを食することに。
これが美味かった。ナンポドンの外れの大衆食堂。アジュンマ2人が切り盛りしている。
日本とインドネシアから来た我々に、大サービスをしてくれた。
パンチャン（おかず）にケジャン（ワタリガニのヤンニョム漬け）を出してくれ、そしてチャプチェもくれた。
韓国ドラマの話題で盛り上がる。
「日本ではぺ・ヨンジュンが人気だろ？今でもそうか？」とアジュンマ。「そうです。今でも人気ですが、最近は彼以外にも若いたくさんの俳優がいて、前よりもっと韓国ドラマや映画に関心を持っている人が多くなりました」と答える。「そうだろう～若いのがいるだろうㅋㅋㅋㅋㅋ（このㅋㅋというのは、日本で言えばククク・・・という(笑)の声を表わしています）」と笑った。
テンジャンチゲとパンチャン↓
これがケジャン↓ 最高に美味い！
彼と別れた翌日、どうしても食べたかったデジクッパッを食べに行く。
プサン駅から地下鉄1号線で4つ目の「土城洞（トソンドン）」まで行き、そこから歩くこと約5分。
プサンで最高のデジクッパッを食べさせてくれる「シンチャン クッパッ（신창국밥）」だ。
ガイドブックにも載っている。
「デジクッパッ」とは、豚の排骨を煮込んだスープを使う豚肉入りおじやとのこと。
この店のデジクッパッは、スンデが入っていて最高に美味い。
スンデの臭みはいろいろな香辛料や薬味で消されているので、とても食べやすいだろう。
アミの塩辛とテンジャン（味噌）が付いてくるので、好みに合わせて入れて食べるといいだろう。
ｓａｒａｈｅは両方入れた。最初は少し薄味だったから、濃い味が好きなｓａｒａｈｅは出てきた量の半分以上を入れた。
これで6,000ウォンだ。付近にはこのデジクッパッを食べさせる店が何軒かあるが、ここが一番の老舗だし美味いと言う評判だ。
シンチャン クッパッ 신창국밥
부산시 서구 토성동1가4-1
℡ 051－245－4771
営業時間 10：00～22：00
休み 日曜・旧正月・旧盆
彼は3級を卒業すると韓国の会社に就職し、プサン近郊の研究所に勤務となったのだ。韓国語もまだまだ覚束ない彼だったのでちょっと心配していたのだが、先月に続いて今月も逢いたいとのムンチャに嫌な感じを受けたのだ。
仕方なく日曜日の夜10時50分ソウル駅発の夜行列車「ムグンファ」プサン行きの指定券を購入した。こちらの列車には自由席はなく、全て指定席となる。しかし、指定席料金はない。
でもさすがは
日本では信じられない＾＾；
ソウル駅3階からの眺め。
ムグンファは満席でスタート。途中からも乗ってくるので、通路に立っている人も多い。テジョン（大田）で結構降りたが、乗り込む人も多い。テグ（大邱）トンテグ（東大邱）と進むにつれて、席が空いてくる。
ロッテマートソウル駅店で買ったヤンニョムチキン＆ビールで気持ち良くなって眠ろうとしたが、車内放送の煩いこと・・・（日本では夜24時頃を境にして、翌朝まで車内放送を止めるけれど、こちらは違う。ボリュームも落とさずにガナリたてる）
結局プサンまで5時間20分ほどを一睡も出来ない状態で過ごし、プサンで散々な目に遭うことになる。
早朝4：04プサン着。駅前のロッテリアで、地下鉄が動くまでの1時間半ほどを、コーヒー1杯で過ごす。
店内は同じ考えの人達で、満席状態。皆さん寝ている（爆睡状態）。
地下鉄が動きチングとの待ち合わせ時間までまで3時間以上もあるので、取り敢えずチャガルチ市場周辺を散策する。やはり港町の早朝は、賑やかだった。そして、韓国女性の働きぶりが凄いのも、改めて分かった。
魚市場は貝がずらりと並ぶ。
貝を洗うアジュンマ、値札を確認するアジュンマ・・・しゃもじを値札代わりに使っている＾＾；
市場のアジュシに価格交渉しているアジュンマ。その声の大きなこと・・・内容がマル聞こえだ（苦笑）
貝を剥くアジュシ
品定めに真剣な表情のアジュンマ
店の水槽に入れられていたこの魚。何て言う魚でしょうか？お腹に吸盤が付いており、顔はカジカにのような感じだ。これを食べるんだね～グロテスクなほど美味しいと言うけれど、確かめたくはない。
チャガルチ市場の近代的なビルと手前の灯台のモニュメント
背景の山は、紅葉で綺麗だった
魚市場から少し歩くと、そこはスルメ・海苔・ヒジキ・ワカメ・昆布・煮干し・・・生モノ以外の海の幸がいっぱい。
美味しい空気を一杯吸って、少し眠気が和らいだ。インドネシア人チングとプサン駅で待ち合わせし、そして訪れたのがポモサ（범어사）である。
ちょうど紅葉真っ盛りのポモサであった。インドネシア人チングはイスラム教徒であるが、ｓａｒａｈｅがポモサに行きたいとのリクエストに、最初は腰が引け気味だった（笑）
最初の山門
参拝客はやはり多い。
四天王がある門は閉じられていた。参道を工事中とかで、見ることはできなかった。夏に来た時に見たので、まあ良いか～
山は紅葉が進んで、少しばかり汚らしい茶色となっている
次からはモミジ特集だ。寺や塀を背景にしたモミジ。そして空の青さとモミジの赤のコントラストが実にいい感じだった。どないでっしゃろ？？？
ここへ来るのは2回目だが、いつも多くの人達が熱心に祈っている。圧倒的にアジュンマが多い。
立って1礼してひざまずいてそして頭をつけて・・・両手の手の平を軽く上にあげる独特のポーズ。
境内には色とりどりの提灯と言うか灯篭というかがいっぱい。こうして見ると綺麗だ。
誰もいない寺の中を覗くと・・・
韓国ドラマや映画によく出てくるこれ！ 見覚えあります？
こちらは反対側の山
夜のプサンタワーと月＾＾
食事には気を遣う。イスラム教徒なので・・・
デジやソはダメ。タッコギ＆ソコギのみ。
仕方がないので、テンジャンチゲを食することに。
これが美味かった。ナンポドンの外れの大衆食堂。アジュンマ2人が切り盛りしている。
日本とインドネシアから来た我々に、大サービスをしてくれた。
パンチャン（おかず）にケジャン（ワタリガニのヤンニョム漬け）を出してくれ、そしてチャプチェもくれた。
韓国ドラマの話題で盛り上がる。
「日本ではぺ・ヨンジュンが人気だろ？今でもそうか？」とアジュンマ。「そうです。今でも人気ですが、最近は彼以外にも若いたくさんの俳優がいて、前よりもっと韓国ドラマや映画に関心を持っている人が多くなりました」と答える。「そうだろう～若いのがいるだろうㅋㅋㅋㅋㅋ（このㅋㅋというのは、日本で言えばククク・・・という(笑)の声を表わしています）」と笑った。
テンジャンチゲとパンチャン↓
これがケジャン↓ 最高に美味い！
彼と別れた翌日、どうしても食べたかったデジクッパッを食べに行く。
プサン駅から地下鉄1号線で4つ目の「土城洞（トソンドン）」まで行き、そこから歩くこと約5分。
プサンで最高のデジクッパッを食べさせてくれる「シンチャン クッパッ（신창국밥）」だ。
ガイドブックにも載っている。
「デジクッパッ」とは、豚の排骨を煮込んだスープを使う豚肉入りおじやとのこと。
この店のデジクッパッは、スンデが入っていて最高に美味い。
スンデの臭みはいろいろな香辛料や薬味で消されているので、とても食べやすいだろう。
アミの塩辛とテンジャン（味噌）が付いてくるので、好みに合わせて入れて食べるといいだろう。
ｓａｒａｈｅは両方入れた。最初は少し薄味だったから、濃い味が好きなｓａｒａｈｅは出てきた量の半分以上を入れた。
これで6,000ウォンだ。付近にはこのデジクッパッを食べさせる店が何軒かあるが、ここが一番の老舗だし美味いと言う評判だ。
シンチャン クッパッ 신창국밥
부산시 서구 토성동1가4-1
℡ 051－245－4771
営業時間 10：00～22：00
休み 日曜・旧正月・旧盆
屋根についてるお魚さん、民俗村でも見ましたね＾＾
この前お昼の番組で、三重県の蔵の町を取り上げていたのですがそこの瓦屋根には魚を模した鬼瓦が取り付けられていました。
何でも木造建築なので、水を意味する魚が火災から建物を守ってくれるというおまじないだそうです。
韓国も木造建築なので、同じような土着の信仰かもしれませんね＾＾
それにしてもsaraheさん、途中から食べ物の話に行っちゃったけど、インドネシア人の彼がsaraheさんを呼んだ散々な理由は何だったのでしょう。
気になります＾＾；
by maki (2010-11-17 23:21)
おはようございます。
あの「魚」にそのような意味があったとは・・・
やはり日本・韓国・中国の関係を改めて感じますね。
彼ね、うん・・・
何と言うか・・・もう嫌気がさしたらしいのです＾＾；
仕事を行なう上での会話は英語なのですが、やはりコミュニケーションが上手く取れないこと、一人で生活するととても辛くてやりきれなくなる、こんなことをつらつらと話してくれました。
留学中は年頃も近い人達と楽しく過ごせたのですが、いきなり異国でその国の言葉も満足にできず、イスラム教徒にはちと辛い食生活、その他いろいろ積もり積もったものがあったみたいです。
まだ2カ月しか経ってないのだから、すぐに結論を出すのではなく、もう少しじっくりと考えなさいと言って別れました。
テグの大学に留学中の彼女との間に何かあったのかと思い聞いて見ましたが、それはないとのことでした。寂しいのでしょうね＾＾；
by sarahe (2010-11-18 09:49)
無事ソウルに行ってまいりましたあ！
ハングルはあまり役に立たなかったというか、
行く度にソウルのみなさんは日本語上達してますね(^-^;
プサンもいいですね。
来年はいよいよ私もムグンファとかセマウルとかに乗ってみようかな♪
by kaotan (2010-11-18 16:46)
お帰りなさい。寒くなかったですか？
ソウルで観光客が多く訪れる場所は、日本語で十分だと思われます。
でもね、今日の午後トンデムンのファッションビル群から東へ2ブロック位行ったところを歩いていたのですが、その辺一帯が熱帯魚やインコ、シマリス、ニワトリ、亀等の犬猫以外のペットが集められている店が続き、その続きには文房具の卸問屋が続き・・・こんな下町では日本語は通じないと思いました。
ソウルでも2～3ブロック離れれば、まだこのようなところがたくさんあり、韓国語会話の練習台になれるアジュンマ・アジュシがおられます＾＾
ムグンファ・セマウル・・・乗って見てください。但し、ムグンファのプサン行き夜行列車は、止めておいた方が賢明です。料金はこんな感じです。
ムグンファ・・・ソウル⇒プサン 27,700ウォン
セマウル・・・4万数千ウォン
KTX・・・5万数千ウォン
一般高速バス（4列シート）・・・2万数千ウォン
優等高速バス（3列シート）・・・3万数千ウォン
是非TRYしてください。鉄男さんには好評かと思われます＾＾
by sarahe (2010-11-18 17:17)
先日初めて知ったことですが、
大阪から釜山まで往復で9900円で行けるんですってね！
それを知り驚いたのなんのって～～(＠_＠;)
それなら東京へ行くよりも安く行けますわ～～
ああでも、見た目にヤラレテ食わず嫌いのわたしとしては、
どーしてもこういうお料理に手を出しにくくて・・・
by collet (2010-11-19 11:32)
colletさん、こんにちは。大阪⇔プサンが9,900円ですか？それってエアープサンでしょうか？格安航空会社の一つです。福岡や大阪からは、東京などからよりも安くかつ早く行けるようです。羨ましい＾＾
見た目での食わず嫌いは、良い機会を逃していると思います。
見た目はどうも～と思うものこそ、食べてみると最高というものが多いのがこの世界の特徴です。
まあmakiさんが撮ってきた「さなぎ」は無理にしても、鶏料理のタッカンマリや私の食べたデジクッパッ等は、お薦めですよ。
薬味も入って食べ易いです。
次回makiさんとお越しになる時は、どうぞお試しあれ＾＾
by sarahe (2010-11-19 12:09)