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異動後初めての大仕事^^; [徒然]


7月に人事部門から環境対策部門へ異動となった。
今までの会社員生活のほとんどを、人事関係部門で仕事をしてきた。一番の思い出は毎年の春闘!
今でこそその意義は廃れているが、私が20代30代前半の頃まではまだまだ労使激突する場面があった。私の会社の労働組合は、電機連合に加盟している。毎年春闘の時期に回答結果をホワイトボードに書き込んでいる、あの場面に登場する会社の組合である。

賃金以外にも様々な要求があって、それらはあまりTVでは報道されない。個別組合がそれぞれの事情に応じて、要求内容を組み立ててくる。勿論、電機連合としての要求ガイドラインがある。それに近づけるべく頑張るのだ。
私は今まで組合員になったことがわずか3年しかない。それ以外はずっと非組合員である。人事部門であったり管理職であったりしたためである。

そんな人事畑専門屋が今度は今注目を浴びている「環境対策部門」へ異動である。正直面食らったが・・・自分のキャリアで務まるだろうか?専門知識は皆無に近いのに大丈夫だろうか?電機メーカー各社は、近年とりわけこの部門の強化を図っているが、私などは足手まといになるのではないか???
こんな不安が付き纏っていた。
しかし、仕事は待ってくれない。異動になってすぐに取り組んだのは、環境マネジメントシステムという認証がある。ISO14001と言われるものだ。環境に配慮した製品開発・設計・製造やCo2削減をするための省エネ対策・全社的な環境活動などをテーマをあげて取り組んでいるけれど、それがきちんと機能しているか、仕事のシステムとして根付いているか、管理レベルはどうか・・・などを監査したり活動のフォローをしたり・・・。

今日までそのなかでも重要なテーマである「内部環境監査」を行なっていた。
私は事務局として仕事をしたけれど、結構きつい仕事である。監査の事務局とは、監査スケジュールの立案・調整・監査チーム編成・監査項目の通知・・・・・・・やることがすごく多い。
ここできちんとチェックしておかないと、本審査の場で指摘をたくさん受けてしまうことになる。

各部門はあまり積極的ではない。それはそうだろう・・・本来業務の開発・設計ではないから。言わば片手間である。
それも管理レベルを上げていくことという目標があるので、余程しっかりと管理していないと多くの漏れが発生する。
こういう部門の尻を叩きながら、全体としてボトムアップを図っていくことは大変であるが、やり方次第ではどうにでもできるというマージンも持っている。そこを叩いてあげる必要がある。

今日で終わりましたが、朝10:00から夕方17:00までぎっしりと監査スケジュールが組まれており、時間がかかりすぎたりしたため、昼食も食堂の残り物を食べたりタバコも吸えなかったり・・・すごいフラストレーション!
何と体重が2Kgも減ってしまった。
またお盆休みの後、引き続き監査が予定されている。

初めての仕事が大きなものであったので、あれこれと考えている時間がない。まず目の前にある仕事を片付けていくしかない。続けられるだろうか?頑張れるだろうか?
お盆休みの間ででも、考えてみたい。
タグ:ISO14001
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コメント 6

maki

時代の先端をいく部署ですね。
今や環境問題は企業にも責任を課されているだけに片手間えというわけにはいかないでしょう。
それにやはり企業のイメージアップにも繋がりますし。
慣れるまでは大変だと思いますが、あまり今から考えすぎずに出たとこ勝負で楽しみつつ頑張ってください^^
by maki (2008-08-08 18:09) 

sarahe

makiさん、ありがとう!
組織はどんどん大きくなっていて、少しは楽になるかと思ったのですが、甘かったです。日本だけなら問題ないんですが、全世界をカバーするので、今の陣容でも全然足らないんです^^;
特にEUは環境対策先進地域ですから、この地域で販売する商品の開発・設計には、注意が必要なんです。使う部品一つひとつの材料について、何が入っているか確認し、EUで使用が禁止あるいは制限されているものがあれば、すぐさま代替品の調査と代替品を使った時の特性のデータ取りが始まります。

10月に中国へ出張するのも、中国で使われている部資材のチェックや現地で環境問題に携わっているメンバーとの意見交換が目的です。
中国はいろいろと問題が多い国です。でもコストの関係で作らざるを得ない。いつかボロが出るような気がして・・・

企業のCSRは重要ですね。その意味ではやりがいを感じています。
52の手習いです(苦笑)

by sarahe (2008-08-08 20:01) 

maki

今日の「サイエンスZERO」観ました?
まさにこの話題でしたよ~

欧州の国も、中国も独自に環境問題対応策を国レベルで作ってきているので、その辺も加味していかなくてはなりませんね。
それもベテラン社員を配した理由なのでしょうね^^
by maki (2008-08-08 21:37) 

雀翁

電機メ-カ-の環境への配慮は、その製造販売のみならず、消費者が使用する際の環境への対応と多種多様に渡っていることでしょう。今、人類が直面している大きな問題に、直接立ち向かうお仕事をされているんですね。御社のためだけでなく、人類に決して遠くない未来を守るためにもがんばってください。
by 雀翁 (2008-08-09 16:04) 

sarahe

「サイエンスZERO」見ませんでした。
最近教育TVやBSでよく特集を組んでいますね。洞爺湖サミットの影響もあるのでしょうが、日本人は熱しやすく冷めやすい性格なので、長続きする活動にするための工夫が不可欠です。

ベテラン社員とは言うものの、人事畑の人間ですからね~~あまりにも偏り過ぎてるよ^^;
まあ、いろいろな所で働いている人を知っている、ネットワークを持っている、それを評価してくれたのかな・・・と思っています。
全世界に散らばっている社員をある程度知っていると、話しをするにも早く事が済むようです。若い人にはなかなか難しいかな。
でもね、共通語が英語なんですよ。。。私はあまり英語が得意ではないから、キツイですね^^;

by sarahe (2008-08-10 08:28) 

sarahe

雀翁さん、ありがとう。
世界各国の消費者に渡る商品を扱っているので、それぞれの国の環境規制を熟知していないと漏れが発生します。それが大きな問題に発展することは、電機メーカー以外のメーカーにも言えることです。
ただ、電機メーカーは知名度が高く、信用が命と言えます。ですから、結構キツイ仕事だと思います。精神的な負荷が大きくかかるという意味で。

今は企業だけでなく従業員の「日常活動=生活」にも注目しており、より環境への配慮をする生活をするよう求めています。従業員一人一人が日常生活の中で意識することで、ゴミ・Co2・水などが改善していきますし、それが積もれば国全体の状態も良くなっていきます。

すぐに効果が把握できるものもありますが、多くは時間がかかるものです。
長い目で見て良くなる方へ導くことができるよう、頑張っていきたいと思います。
by sarahe (2008-08-10 08:42) 

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