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韓国放浪~東大門のコプチャン [韓国料理]


韓国に着いたその日の夕食、何にしようか迷っていた。節約旅行だし、高い店では食べられないし・・・
そんな私をふらふらと誘い出したのが、昨年食べたコプチャン(ホルモン‐小腸)!
いや~美味しかったのなんのって、チャミスルがすすんで仕方なかった。漸くの思いで地下鉄に乗って、ミョンドンまで帰ったことを覚えている。

そして今回はソ〇ルナビでも取り上げていた東大門市場手前のホルモン専門店「ホナムチッ(호남집)」。。。。。
호남とは全羅南北道の呼称ですが、その家という意味になります。
このママさんはたぶん全羅南北道のどこかの出身だと思います。

私が逗留することにした安宿は、地下鉄3・5・1号線が交わる「チョンノ3ガ」という街にある。
そこから地下鉄1号線で次の駅「チョンノ5ガ」で降りる。1駅なのになんで歩かないのか・・・いい質問である。メタボでこの暑さは凄くキツイのである。たとえ1駅でも1,000ウォン(100円)だし、冷房の利いた車両で涼めるし。

チョンノ5ガ駅から東大門市場へ向かう道路から路地を2本中へ入る。
市場のアーケードの手前に、目当ての店はあった。
店の前が調理場である。ママさんと思しき人が、盛んに何かを焼いている。そのいい匂いが、ぷ~んと匂ってきて、そう女性のフェロモンのように男を引き付けるのである。

ママさんが「オソオセヨ~!!!」と威勢のいい韓国語で呼び込む。
「一人ですが大丈夫ですか?」と聞くと、「大丈夫だよ」とのこと。
間口の狭い店だったが、中へ入ると奥に座敷があり、2階もあった。
「コプチャン!!!」と言って注文。
周囲は勤め帰りのサラリーマンと何故か夜7時過ぎに集まって酒を飲んでいるアジュンマの集団。そして2階は予約の団体と、店内はほぼ満席状態だ。

何分ぐらい待っただろうか、店先で焼いてくれていたコプチャン、美味しく焼かれて我が元へ(^^)/

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これで1人前である。野菜たっぷり+コプチャン+春雨(いや・・・糸こんにゃくか?)。。。
チャミスルを頼もうか迷ったが、明日も早いし結局隣のアジュンマのチャミスルを見ながら食べることにした。
確かに美味い!
サンチュの葉に野菜を載せ、コプチャンを1~2個載せ、そしてテンジャンを載せて・・・大きな口をあいて・・・パクッ!


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スライスしたニンニクもあったが、生のニンニクは強烈な臭いがするし、ちょっと引けてしまいました^^;
30分ぐらいで平らげて、お勘定。
お勘定は店の前でコプチャンを焼いているママさんのところでする。
これで7,000ウォンだ。以前に比べて1,000ウォン値上がりしている。

店先でママさんと話しをする。私が横浜から来たことを伝えると「ウリ ナムピョンド ヨコハマ!!!」と言って嬉しがる。
それならと「サジン チッコシップンデヨ~ケンチャナ?」と言うと、すぐにポーズを取ってくれたので、「ハナ・トゥル・セッ」パシャ・・・(^^)/


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実に陽気なママさんである。
店のすぐ横から東大門方面を見ると、衣料品を扱う卸店がたくさん入っている高いビルが見えた。
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満腹満腹。。。
明日は早く起きなくてはいけない。
トンソウルバスターミナルから、7時のアンドン行き高速バスに乗らなければならないからだ。
地下鉄チョンノ3ガから歩いて旅館に帰る時、けたたましくサイレンを鳴らして走り去る消防車。
さすがソウルだと思った。大きな交差点を通過する時、日本であれば青信号で走っていても、止まって消防車を通す。しかし、ソウルでは車は止まらない。消防自動車は交差点で、道路を渡れないでいるのである。ひえ~~これがソウル、というか韓国のマナーなのか???

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ここで一抹の不安が・・・・・・
消防車は私が逗留している旅館の方へ走り去って行ったのである。
早足で歩いていくと、旅館から50mくらい手前から煙が充満しているではないか。
そして消防車が10台くらい赤色灯を回しながら止まっている。

すぐ近くのビルで火災があったようだ。
野次馬になって見ていると、どこからか私の肩を叩く人がいる。
誰だと思って振り返ると、見も知らない人が・・・私に質問するのである。「何があったのですか?どこが燃えたのですか?」と。
そんなこと知るかい!!!
「知りません」とそっけなく答えると、その人は別の人に同じように聞いていた。

20分ぐらいそこに佇んで見物していた。
そしてトボトボと歩いて旅館まで帰った。
旅館は・・・なんか侘びしい^^;
この明かりの具合といい・・・場末の感じである。

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すぐ隣が連れ込みモーテルだ。入口にビニールのヒラヒラした眼隠しが垂れ下がっている。
これは万国共通なのか・・・^^;

こうして韓国放浪の旅・初日が終わろうとしている。

旅館の室内はこんな感じ。
薄っぺらい敷布団に、それまた薄い掛け布団。
韓国のオンドル部屋である。

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これで1泊25,000ウォン也。
本当に安宿である。
バスダブはあったが、見るからに汚さそうで入る気がしない。
シャワーで済ませてエアコンかけて寝る。
11:30就寝。。。

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コメント 6

maki

これを飲まずして食べたんですか~
意志が固いですねぇ、、^^;(私なら絶対に飲んでる!)
内臓系は処理の仕方で本当に味(っちゅーか臭い)が変わってくるので、余程信頼したところでないと食べる気になりませんが、大正解でよかったよかった^0^
旅の思い出で食べ物の果たす役割って高いですよ~(笑)
宿は・・・「男らしい!」ということにしておきましょう^^
by maki (2008-08-22 22:41) 

sarahe

そうなんです、自分でも信じられないのですが・・・
アジュンマ達のチャミスルが、とても美味しそうで、何度頼もうとしたことか。
でも、明日は始発の地下鉄に乗ると決めているので、涙をのんで諦めました^^;

ホルモンは下処理の上手・下手で臭いが違います。ただ、韓国では焼き肉系(カルビとかサムギョプサルとか・・・)とホルモン系は、店が異なることが多いです。専門化されているようです。ですから、日本であるような普通の焼き肉店でホルモンを片手間でやるというようなことは少ないので、ホルモン系の店では大抵美味しくいただけます。

旅の良し悪しを決めるのは、料理と人間の触れ合い、そして天候ですかね。

>宿は・・・「男らしい!」ということにしておきましょう^^

これはどういう意味なのだろうか?
今回は5泊しましたが、殆どが25,000ウォンの旅館、2泊は30,000ウォンの旅館でした。全て現地で探したのですが、こういう安宿は高速バスターミナル周辺や駅周辺にかたまっています。
旅館と書かれてあるけれど、部屋に入ったらこれは完全に「ラブホ」だよ・・・なんてこともありました。一人旅のアジュシにはキツカッタ(苦笑)

女性はこのような安宿はしご旅はしないと思いますが、やはり物騒ですしね・・・
本当はもっと安い木賃宿みたいなところもあったのです。でも、さすがにそこは敬遠しました。1泊10,000ウォン~15,000ウォンですが、不衛生で物騒。。。
by sarahe (2008-08-23 08:19) 

雀翁

コプチャン、おいしそうですね。私は、まだ試していません。
今度是非。

なるほど、旅館の中はこうなっているのですか。あの、温泉マ-クがどうも気になりますね。
by 雀翁 (2008-08-25 14:50) 

collet

映画やドラマを見るたびに、ずっと気になっていたのですが・・・
あの薄っぺらい敷布団で朝、起きた時に体は痛くないのか?と、
わたしなら絶対に腰が痛くなるんじゃないかしら~(>_<)
あっ、もしかして床が柔らかいとか!?
by collet (2008-08-25 18:03) 

sarahe

雀翁さんは、コプチャンまだ食べられたことありませんか?
私は昨年の11月に続いて、今回も食べに行きました。
やはり東大門周辺にかたまっているようです。
新堂(シンダン)やワンシンリ辺りが有名です。
このお店もチョンノ5ガですが、東大門市場の端にあたるところです。

臭味はなかったです。下処理をしっかりとしているからでしょうね~。
食べた後に焼き飯を作ってもらえるみたいです。勿論、飯代は追加になりますが・・・。

旅館の「温泉マーク」、モーテルにも付いていますね。
最初は気になりましたが、値段だけで決めていたので、2軒目以降はもう気にならなくなりました。
それより、本当のラブホですが、やはり車が出入りする所に、ビニールのヒラヒラが付いているんですね~~。「日本と同じジャン!(一応横浜在住なので・・・ジャン言葉です)」とクスクス笑ってしまいました。
by sarahe (2008-08-25 20:41) 

sarahe

colletさん、こんばんは。
本当に布団は薄いです。肩とかお尻とか痛くなりました。
オンドル部屋の場合は、だいたいがそのような布団みたいですね。
掛け布団は寒ければ、もう1枚くださいと言えば、出してくれるみたいです。

そうそう、床は少しは柔らかいです。日本のフローリングの床のように、硬くはないんです。オンドル部屋はやはり何泊も続くと、最後の方は辛くなります。ふかふかのベッドが恋しくなります^^;
by sarahe (2008-08-25 20:49) 

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