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韓国映画「クラッシック」を久しぶりに見る [韓国映画]

韓国に対する興味のきっかけは、ご存知「冬ソナ」です。saraheの原点は、冬ソナなのです。勿論、ジウさんが興味の対象だったわけですが、そこからですね、次々と対象が広がってゆき韓国語や文化・歴史などにも及んでいます。

ジウさんへの「お熱」が冷め始めたころ、登場したのが「ソン・イェジン」です。本当に可愛らしい「フランス人形みたいな顔立ち」が印象的でした。ユン・ソクホ監督の四季シリーズ「夏の香り」で、心臓病を病むヒロイン「へウォン」を演じたのが彼女です。
でも、私はこの作品はあまり好きにはなれませんでした。理由は簡単、「ソン・スンホン」が嫌いだったからです。嫌いな俳優と演技とはいえ心を寄せていくのを見るのは、実に嫌な感じだったのです。
そして思わせぶりなラストシーン・・・まためぐり合うことになったのか・・・クソッ・・・
御曹司とさっさと結婚すればいいのにさ~。

さてさて、今回本当に久しぶりに「クラッシック」を見ました。昔見た作品をごそごそとDVDファイルから引っ張り出して来て、「あ~これ面白かったな~」とか「この作品は良かったな~」とか「彼女は綺麗だったな~」とか思いだしながら、数本の映画やドラマを見ていました。
そのなかで「クラッシック」・・・日本の作品名は「ラブストーリー」だったと記憶していますが、ソン・イェジンが実に可愛らしくて、私の中ではNo1の作品なんです。

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皆さんもこの作品をご覧になったことがあるかと思います。ストーリーとしては作り過ぎのきらいもありますが(偶然が天文学的な数字の確率でしかあり得ないこと・・・)それでも泣けるな~この作品は。
母親がいない間に娘が母親に宛てたラブレターや日記を見たり読んだりするところから、この作品はスタートします。そして、昔の母親の恋の様子と現在の自分の恋とが同時並行的に進むのですが、母親と娘の2役をソン・イェジンが演じているのです。昔の母親役を演ずるために三つ編みでセーラー服を着たイェジンを見ますが、さほど違和感を感じなかったのです。

母親は国会議員の娘で、スウォンのお爺さんの家に遊びに来たところ、地元の2人の学生と巡り合うのです。
男子学生は親友同士。ええところのボンボン学生は、親友に国会議員の娘に宛てて出すラブレターの代筆を頼んでいるのです。でも、代筆している者と娘がだんだんと惹かれあう関係になり、ボンボン学生への裏切り行為を働いていることへの後ろめたさを感じていたのです。

↓ 良い仲になっている母親(当時の娘)と代筆の学生

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↓ スウォン近郊の川で、「蛍」を取って彼女に渡しているところ。

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それからしばらくして親友のボンボン学生は、父親に代筆させていることがバレ、自分はこの娘のことは諦めると言ったのですが、逆に父親から叱責を受けて自殺未遂を起こしてしまいます。
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これには親友の代筆男も強いショックを受け、彼女の前から消えようとしてベトナム戦争への派兵に応じ、戦地へ赴くことになったのです。スウォンの駅でボンボン男と一緒に、彼の姿を必死に探す彼女。やっとやっと見つけることができたけれど、彼は眼を逸らせたまま涙を堪えます。彼女は「必ず生きて帰って来てよ!」と何度も何度も泣きながら叫びます。・・・もうsaraheはバスタオルですね。

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ここでキーとなる物が何度も出て来ます。それは「목걸이」ペンダントなんです。彼女の前から姿を消した時、「목걸이」を親友が入院している部屋のドアノブに掛けたままでした。そして、ベトナムへと赴く列車に乗っていた彼に、走り去る列車を追うように走りながら手渡したのもその「목걸이」なんです。
彼はそれをお守りのようにして胸に掛け、戦地で戦い続けます。

ある時激戦になり、韓国軍は大きな打撃を受けるのです。彼と一緒に戦っていた兵士が、敵の銃弾で倒れた時に、彼の「목걸이」を掴んだまま亡くなったのです。彼はそれに気づかないまま、退却命令に従い戦闘ヘリが待機している所まで行くのですが、そこで胸に手を当てると「목걸이」がないことに気付くのです。

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すぐさま引き返す彼を、戦友たちは唖然として見送り、彼が帰ってくるのを敵の攻撃に曝されながら待っていたのです。
彼は死んでいる戦友の手から、必死になって「목걸이」を取るのですが、ヘリまであと少しの所で砲撃にあい負傷します。薄れゆく記憶の中で、彼の手にはしっかりと握られた「목걸이」。

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何年かのちに彼と彼女は、とある喫茶店で逢うことになりました。彼と彼女・・・お互いに少し歳をとったものの、嬉しい再開となるはずでした。あることが分からなければ・・・。彼女は親友のボンボンとは、結婚していなかったのです。自分はもう結婚したのに・・・と言いながら、彼は彼女の自分への想いを感じるのでした。

彼と話していた時、彼が見ている方向に、ピアノを弾く少女の人形があったのです(昨日までは・・・)
でも、その時には子供がその人形を動かしていて、彼が向いている方向にはなかったのです。彼はその人形のことを話し始めました。そこで彼女はショックを受けます。彼は目が見えていないのです。

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彼女は今の私はどう見えるの?と聞くのですが、健康そうで・・・と無難な答えが返ってくると・・・彼女は泣きながら「私は今泣いているのよ。この涙が見えないのね」と・・・。

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狼狽する彼!約束があり時間がないので先に帰ると言って席を立ちますが、狼狽しているので周囲のテーブルや椅子の配置がわからなくなっていたのです。転倒する彼。

実は昨日、彼はこの店を訪れてテーブルや椅子、人形の配置まで全て頭に叩き込んで、今日の日を迎えたのでした。完璧に騙そうとして。
帰り際に彼女に返そうと「목걸이」を取りだした彼。しかし彼女は、この「목걸이」はあなたの物と言って、彼に渡したのです。

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その後彼女はボンボンと結婚して、今の自分が生まれたことに繋がってくるのです。

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でも・・・悲しいかな彼は彼女がボンボンと結婚したと聞いてから、自殺してしまったのです。幼い男の子を残したままで。

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母親の娘はこういう話を演劇部の先輩に話していたのですが、その先輩は大粒の涙をいっぱいに溜めながら、聞いていたのです。彼女の不思議そうな顔。一体何故?

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その時に先輩が首から取ったもの・・・それが「목걸이」なのです。
そうです。その先輩こそが、母親と結ばれることなく親友のボンボンと結婚したことを聞いて自殺した彼の子供だったのです。

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そんな・・・できすぎでしょうが~と茶々を入れたくなるでしょう?
でもね、運命なんですね、これが。

最後のシーンは、母親がスウォンに遊びに来ていた時に、先輩の父親と「蛍」を取っていたあのシーンと同じなんです。

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☆☆☆配役☆☆☆

ソン・イェジン・・・この作品で第40回大鐘賞新人女優賞を受賞しました。その後「頭の中の消しゴム」で、チョン・ウソンと共演しましたね。若年性アルツハイマー病を発症した女性を演じていました。ヨン様とも「四月の雪」で共演しましたね。

チョ・スンウ・・・ボンボンの親友で自殺した男の役を演じました。イ・ナヨン(saraheが大好きな女優さんです)と「フー・アー・ユー」で共演しました。「H」にも出ていましたね。

チョ・インソン・・・先輩役で出ていました。もともとはファッションモデルの出身なんですね。スタイル、ルックスともにいいですものね~。saraheは「バリでの出来事」で、ハ・ジウォンと共演していたのを覚えています。ソ・ジソプと張り合っていた御曹司役ですが・・・ラストシーンは「何故?????」と。

監督・・・クァク・ジェヨン・・・監督としてさらに脚本家としても力があります。「ピアノを弾く大統領」「猟奇的彼女」「僕の彼女を紹介します」そして「デイジー」などなど。
「猟奇的彼女」「僕彼」「デイジー」に共通しているのは、主演女優が「チョン・ジヒョン」だということ。sareheも大好きな女優さんです。

今度の日曜日には、「消しゴム」を見ようかな。


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collet

へぇ~sareheさんの韓国熱の原点はジウちゃんだったのですね!
ではまさしく、時代の潮流に乗ったわけだ~(~o~)

ところで、韓国でのタイトルが「クラッシック」というのは知りませんでした。
確かにストーリーはそう言えますが・・・
で、わたしも観ましたがあまり覚えてなくて~~(>_<)
ただ、ベトナム戦争のシーンだけはヤケに覚えてます。
あのシーンを観た時に、つくづく日本との違いを感じましたもの~

そういえば、クァク・ジェヨン監督は「僕の彼女はサイボーグ」で、
日本でもお仕事をなさいましたね。
日本でも監督のファンは多いのでは?
by collet (2009-11-07 12:49) 

sarahe

☆何を隠そうバリバリの韓流乗りです!ユジンの話す韓国語の響きがものすごく好きで、それがきっかけで韓国語の勉強を始めたのです。私が見たのはBSで放送していたもので、それも最後の方しか見ていないのです。その後NHKから発売されたDVDを購入して、じっくりと好きなだけ見ることになったのです。

colletさんもご覧になられたのですね。タイトルは日本人に分かり易いように「ラブストーリー」にしたのですね。ソン・イェジンが可愛いでしょう?「永遠の方思い」という作品にも、チャ・テヒョンと一緒に出ていますが、私はこの作品の彼女が一番好きです。オフィシャルファンクラブに入ろうかと思ったぐらいです。(実際は入らなくて正解でした)

綾瀬はるかの濡れたような唇が印象的だったと記憶しています。そうですね・・・この映画の監督はクァク・ジェヨンさんでしたね。関係する作品を見たら、この監督さんは凄い人なんですね。監督にして脚本家。たぶん日本でもファンは多いでしょうね。次はどんな作品を見せてくれるのか、楽しみです。
by sarahe (2009-11-07 14:22) 

maki

おそろしや~~~
saraheさんのプレビュー途中でやっと私も観ていたことを思い出しました^^;
チェ モリアネ チウゲガ イッソヨ~^^;;(はっ@@これもイェジンだっ)

そうだそうだ、そんなストーリーでしたねぇ、、
これ系の話は絶対に泣かせ狙いで作ってるとしか思えませんよね。
てんこ盛りだもの(笑)

そしてインソン君も出ていたとは~~
それも記憶にありませんでした、、すまぬ!
by maki (2009-11-08 00:14) 

sarahe

☆makiさんもご覧になられましたか。ソン・イェジンは何故か同性からはあまり評価されていないと聞きます。演技が作り過ぎだと言う人も多いようです。でもね、「可愛ければそれだけでいい」というオジサンの意見も多いようで・・・勿論、saraheは後者のオジサン(苦笑)

この作品を見て涙を見せない人はいないと思うのです。だから、makiさんの「これ系の話しは絶対に泣かせ狙いで作っている」と言う見解には、頷かざるを得ません。「これでもか!」というほど、泣かせの仕掛けをちりばめていますね。

インソン君も出ていますね。私は「バリでの出来事」のインソン君の方が、好きです。記憶に残らぬのは、興味がなかった証ですね。makiさんの興味の対象は?
by sarahe (2009-11-08 11:53) 

maki

インソンくんが出てるならもう一度見てもいいと思いました(笑)
私もスンホンには興味ないので^^;
by maki (2009-11-11 22:54) 

maki

インソンくんが出てるならもう一度見てもいいと思いました(笑)
私もスンホンにはまーーーーーーーっっっったく興味ありません。
、、、と言うとすずこねーさんに「信じられない!」と言われます^^;
by maki (2009-11-11 22:56) 

sarahe

☆ほ~っ! インソン君はお眼鏡に適いましたか^^
 私もスンホン君には興味ありません(当り前だよね、同性に興味を持ってどうするのよね)

suzuko姐さん(敢えて姐さんと書きます・・・)は、スンホンベンですか?
あの人は気が多いから・・・PYJは別として、ハンソン君やスンホン君が大好きらしいですね。
こんなこと本人に知れたら、えらいことになる(苦笑)
by sarahe (2009-11-12 00:01) 

kaoru

気の多い姐さんです^^

ヨンジュン氏とハンソン君 スンホン氏以外にも
カンジファン氏や
キムナムギル君が好きです♪

「ラブストーリー」は
もしかして
一番好きな韓国映画かもしれません^^

監督とは
「最強☆彼女」を通訳さんをはさんで一緒に見た仲です
(まあそれだけのことだけど・・・笑)

けっこう
おちゃめな方で
女性は強くてそしてかわいいところがある人が好きとおっしゃってました

ちなみに
背の高い婚約者はイ・キウ君で
彼のデビュー作だったそうですよ

この映画はとっても好きなんだけど
好きな俳優さんが出ていないんですよね・・・
(だから冷静に見られたのかな?)

お邪魔しました・・・





by kaoru (2009-11-17 00:52) 

kaoru

makiちゃん・・・

インソン君がよくて
スンホン氏がダメって言うのが
ぜんぜんわからない^^:

ジソブ氏とジュンギ君も・・・

基本
切れ長の目が苦手みたいです~
by kaoru (2009-11-17 01:00) 

sarahe

☆あぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・なんでお姐さんが・・・どうもご無沙汰しています。
「姐さん」なんて言いまして・・・その~あの~失礼しました^^;

前からそんなに好きな人多かったですか?
saraheは移り気な男なので、前からそうでしたが。お姉さんが(改めました)そうだとは、今まで知りませんでした。PYJさんとハンソン君しか知らないもの・・・。
でもね、立て続けにプサン、ソウルと行けるなんて、旦那さん嫌みの一つも言いませんか? 旦那さん優しいんですね!

ところで、ロッテのB賞当たったのだけれど(2月のチェジュド)、これって安いのかしら・・・どうも分からないのです。
by sarahe (2009-11-17 18:53) 

sarahe

☆makiさん、完全にやられてしまっている^^;
完膚なきまでに・・・。
そうか~makiさんは切れ長はダメなのか。
切れ長で一重は最悪なわけですね。これって、韓国人男性の最も一般的な特徴ですが・・・あっ、そうか、makiさんは中国だったよね^^
失礼しました!!!
by sarahe (2009-11-17 18:58) 

kaoru

たぶん
チゲ様よりは年下の姐さんですが(笑)
またおじゃまします

ハンソン君とヨンジュン氏は
韓国ドラマとともに出会ったのでずっと好きですが

その後
いろいろドラマや映画を見ていて
気になる俳優さんが増えちゃったんです^^

でも
二人が特別なのはずっと変わりませんね

夫ですか?
私が幸せでニコニコしてればいいみたいですよ^^
私も
夫が好きなことをして機嫌がいいのが一番だと思っていますしね~

それから
切れ長がダメなのは私で
makiちゃんは
切れ長の方が好きみたいですよ!

全然好みが違うみたいで
今のところ一致をみたのはカンジファンだけです^^;

ロッテの懸賞
私も春を狙って遅めに応募したのに
2月でした・・・・
寒い時期なので
あまりお得な気がしませんよね^^;



by kaoru (2009-11-18 02:08) 

sarahe

☆切れ長の目がダメなのは、kaoruさんですか? makiさんがOKなのですか!好みが全く正反対なのに、グルメとなると不思議と一致するんですね^^
ロッテのB賞って、A賞が外れた人全員に出しているのですかね(苦笑)
KALのPASKAL14で成田⇔チェジュの2月を見ると、最安値が2万5千円程度なので、2泊3日では物足りないと言う人には、PASKALで行った方が得でしょうね。マイルも100%貯まるし!
by sarahe (2009-11-19 23:18) 

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