韓国映画 「심야의 FM」 を観る [韓国映画]
今日のソウルはメチャメチャ寒い。最低気温が3℃となり、昼も気温が上がりません。そして風も吹いて・・・。
今日から3日間くらいは、こんな天気が続くようです。もう秋を通り越して冬本番と言ってもおかしくないほど。
木々は色づいて紅葉が進み、どうやら今週末までが見頃らしい。
そんな時には外ではなくインドアで何かするのが良い・・・ということで、先週に続いて映画を観てきました。私の通っている大学があるコンデイックには、ロッテシネマという大きな映画館があります。スクリーンが10くらいあるようです。
学校帰りにちょっと映画を観る、こんなことが出来るのが嬉しいのです。
ここで観るのはウォンビン主演の「아저씨」以来でして、今日行ったら券の発売が全て機械で行なう方法に変わっていました。
最初これは予約をした人がチケットを受け取るためのものと思ったのですが、皆さんそこから券を買っているようで、私は案内をしている女性に聞きながら券を購入するという目に^^;
今日観た映画はスエとユ・ジテが主演した「심야의 FM」というスリラー映画です。
この映画、今韓国で人気No1だそうで、10/22-24の3日間に全国401の映画館で上映され、27万3千人弱の観客を動員するなど興行成績No1映画なんです。累計では77万3千人。公開されてからまだ1週間なので凄いです。
これは「아저씨」ともども来年に日本で公開されるかもしれませんね。
物語はこのようにして始まります。
5年間、深夜の生放送のラジオDJをしてきたが、娘の病気が進んできたのを機にDJを辞めることになったスエ演じる고 선영。そして最後の放送となった日、事件が起こった。
DJに付きまとうユ・ジテ演じる熱烈なファンの한 동수が、고 선영にDJを辞めさせたくない・・・そんな気持ちを爆発させた。彼女の自宅に侵入したのだ。こうなると熱烈なファンからストーカーへ、ストーカーから犯罪者へと変わっていくのは容易いこと。
彼女の自宅には妹と子供が二人いる。病気の娘は気管支に穴をあけている為だろうか、声を出すことが出来ない。母である 고 선영との電話による意思疎通は、電話に向かって指で叩く回数でイエスORノーを表わして行なわれる。この辺りのことが、後にユ・ジテに使われて混乱してしまう고 선영だった。
侵入した한 동수(ユ・ジテ)は妹を縛り付け、生放送中の고 선영(スエ)に電話をかける。
あの日にかけたあの曲、あれをかけて欲しい・・・さもないと妹は死ぬ・・・と
ただし、このやり取りは二人だけの秘密にしておくこと、他人に知られてはならないとくぎを刺す한 동수(ユ・ジテ)。
何も知らないラジオ局の人々は、고 선영(スエ)の行動が不可解でならず、最後の放送をぶち壊すのかと怒り、止めさせようとする。そんなことがあり、結局ラジオ局のPDの行為によって、妹は殺されてしまう。
そして・・・子供二人を車に乗せて한 동수(ユ・ジテ)は深夜の街を走る。
고 선영(スエ)は車で追いかけるが、移動中に彼とのやり取り全てを生放送する。これによって二人だけの秘密が、不特定多数のリスナーがリアルタイムにストーカー・殺人犯の한 동수(ユ・ジテ)が誘拐した子供を、DJ 고 선영(スエ)が奪い返すことが出来るか、固唾をのんで見守ることになる。
最後は・・・・・・・・
いや~1時間45分の映画でしたが、面白くて時間を忘れて見入ってしまいました。
二人の俳優の演技が秀逸でした。
한 동수を演ずるユ・ジテですが、最初は感情を押し殺して・・・そして最後は爆発させて・・・。彼の顔の表情や身体の動きを見ているだけで、彼の精神状態・こころの状態が分かるような気がしました。また光の当たり具合を巧みに利用しており、それが恐怖感をさらに高める効果をあげていました。
ユ・ジテの作品としてはオールドボーイや親切なクムジャさんがありました。それに比べるとずいぶんと演技が上手になった(失礼ですが)気がします。
そして고 선영を演じたスエですが、DJという設定が大当たりと感じました。それは「声」がすばらしくいいのです。ラジオから流れる声は本物のDJと言ってもおかしくないほど。
その声が優雅で美しい最初と途中から恐怖と絶望、勇気、執念へと変わっていく。それが「声」だけで感じられるのです。演技も素晴らしく上手ですね。
saraheは彼女の作品を見たことがありませんでした。
作品一覧を見たら、2006年にイ・ビョンホンと共演した「그해 여름(今年の夏)」がありました。レンタルビデオ店で見たことがあるだけでした。
そしてこの映画でも子役が活躍しています。「아저씨」もそうでしたが、演技が上手で驚きます。
この子です。声が出ないという設定ですので、顔の表情や涙、身体の震え、足の運びや足音のさせ方・・・大人顔負けの演技でした。
監督は「김 상만」という方で、最初の頃は美術担当だったらしいです。イ・ヨンエやイ・ビョンホンらが主演した「JSA」で美術賞と技術賞を受賞しています。
監督としてはこの作品が2作目です。1作目はコメディーの「갈스카우트(ガールスカウト)」だったようです。
先週見たイ・ヨウォンの「된장」とは性格を全く異にしたものです。これで11/4から公開になるコン・ヒョジンの映画と併せ、3週間で3本の映画を観ることになります。
誰かさんの言葉ではありませんが、「映画って本当に楽しいものですね」^^
今日から3日間くらいは、こんな天気が続くようです。もう秋を通り越して冬本番と言ってもおかしくないほど。
木々は色づいて紅葉が進み、どうやら今週末までが見頃らしい。
そんな時には外ではなくインドアで何かするのが良い・・・ということで、先週に続いて映画を観てきました。私の通っている大学があるコンデイックには、ロッテシネマという大きな映画館があります。スクリーンが10くらいあるようです。
学校帰りにちょっと映画を観る、こんなことが出来るのが嬉しいのです。
ここで観るのはウォンビン主演の「아저씨」以来でして、今日行ったら券の発売が全て機械で行なう方法に変わっていました。
最初これは予約をした人がチケットを受け取るためのものと思ったのですが、皆さんそこから券を買っているようで、私は案内をしている女性に聞きながら券を購入するという目に^^;
今日観た映画はスエとユ・ジテが主演した「심야의 FM」というスリラー映画です。
この映画、今韓国で人気No1だそうで、10/22-24の3日間に全国401の映画館で上映され、27万3千人弱の観客を動員するなど興行成績No1映画なんです。累計では77万3千人。公開されてからまだ1週間なので凄いです。
これは「아저씨」ともども来年に日本で公開されるかもしれませんね。
物語はこのようにして始まります。
5年間、深夜の生放送のラジオDJをしてきたが、娘の病気が進んできたのを機にDJを辞めることになったスエ演じる고 선영。そして最後の放送となった日、事件が起こった。
DJに付きまとうユ・ジテ演じる熱烈なファンの한 동수が、고 선영にDJを辞めさせたくない・・・そんな気持ちを爆発させた。彼女の自宅に侵入したのだ。こうなると熱烈なファンからストーカーへ、ストーカーから犯罪者へと変わっていくのは容易いこと。
彼女の自宅には妹と子供が二人いる。病気の娘は気管支に穴をあけている為だろうか、声を出すことが出来ない。母である 고 선영との電話による意思疎通は、電話に向かって指で叩く回数でイエスORノーを表わして行なわれる。この辺りのことが、後にユ・ジテに使われて混乱してしまう고 선영だった。
侵入した한 동수(ユ・ジテ)は妹を縛り付け、生放送中の고 선영(スエ)に電話をかける。
あの日にかけたあの曲、あれをかけて欲しい・・・さもないと妹は死ぬ・・・と
ただし、このやり取りは二人だけの秘密にしておくこと、他人に知られてはならないとくぎを刺す한 동수(ユ・ジテ)。
何も知らないラジオ局の人々は、고 선영(スエ)の行動が不可解でならず、最後の放送をぶち壊すのかと怒り、止めさせようとする。そんなことがあり、結局ラジオ局のPDの行為によって、妹は殺されてしまう。
そして・・・子供二人を車に乗せて한 동수(ユ・ジテ)は深夜の街を走る。
고 선영(スエ)は車で追いかけるが、移動中に彼とのやり取り全てを生放送する。これによって二人だけの秘密が、不特定多数のリスナーがリアルタイムにストーカー・殺人犯の한 동수(ユ・ジテ)が誘拐した子供を、DJ 고 선영(スエ)が奪い返すことが出来るか、固唾をのんで見守ることになる。
最後は・・・・・・・・
いや~1時間45分の映画でしたが、面白くて時間を忘れて見入ってしまいました。
二人の俳優の演技が秀逸でした。
한 동수を演ずるユ・ジテですが、最初は感情を押し殺して・・・そして最後は爆発させて・・・。彼の顔の表情や身体の動きを見ているだけで、彼の精神状態・こころの状態が分かるような気がしました。また光の当たり具合を巧みに利用しており、それが恐怖感をさらに高める効果をあげていました。
ユ・ジテの作品としてはオールドボーイや親切なクムジャさんがありました。それに比べるとずいぶんと演技が上手になった(失礼ですが)気がします。
そして고 선영を演じたスエですが、DJという設定が大当たりと感じました。それは「声」がすばらしくいいのです。ラジオから流れる声は本物のDJと言ってもおかしくないほど。
その声が優雅で美しい最初と途中から恐怖と絶望、勇気、執念へと変わっていく。それが「声」だけで感じられるのです。演技も素晴らしく上手ですね。
saraheは彼女の作品を見たことがありませんでした。
作品一覧を見たら、2006年にイ・ビョンホンと共演した「그해 여름(今年の夏)」がありました。レンタルビデオ店で見たことがあるだけでした。
そしてこの映画でも子役が活躍しています。「아저씨」もそうでしたが、演技が上手で驚きます。
この子です。声が出ないという設定ですので、顔の表情や涙、身体の震え、足の運びや足音のさせ方・・・大人顔負けの演技でした。
監督は「김 상만」という方で、最初の頃は美術担当だったらしいです。イ・ヨンエやイ・ビョンホンらが主演した「JSA」で美術賞と技術賞を受賞しています。
監督としてはこの作品が2作目です。1作目はコメディーの「갈스카우트(ガールスカウト)」だったようです。
先週見たイ・ヨウォンの「된장」とは性格を全く異にしたものです。これで11/4から公開になるコン・ヒョジンの映画と併せ、3週間で3本の映画を観ることになります。
誰かさんの言葉ではありませんが、「映画って本当に楽しいものですね」^^
韓国映画 된장を観る [韓国映画]
今日は学校の留学生仲間と一緒に、昨日公開されたばかりの映画된장「」を観てきました。
お客さんの入りは良くなかったですね・・・金曜日の午後3時過ぎでしたが、チョンノ3ガのロッテシネマでしたからもっと多いと予想してたんですが。。。
前回見た아저씨以来の映画鑑賞です。
出演者は류 승룡 ・ 이 요원 ・ 이동욱 ・ 監督は 이 ・서군です。と言っても、saraheは良く知らない人ばかりです。唯一知っているのが이 요원 (イ・ヨウォン)女優です。(女優しか知らない^^;)
彼女を映画で観るのは、光州事件を扱った「華麗なる休暇(화려한 휴가)」以来です。アン・ソンギやイ・ジュンギも出ていて、実際の映像などを織り交ぜながら作られた秀作だったと記憶しています。あの時のイ・ヨウォンは素敵だった。
アン・ソンギ演じる元部隊長の娘という設定で、その部隊長を師と仰ぐ若き青年との淡い恋に落ちる姿、最後の戦闘に父親の部隊長と一緒に向かう青年を涙を拭いながら見送る姿、揺れ動く若き女性の恋心を巧く演じていたのを思い出します。
そんな女性とは一味違う設定の今回の役は、된장(味噌)を作る女性でした。
ストーリの始まりは、ある死刑囚が刑の執行にあたり、何か最後に残すべき言葉はないかと促され、言った言葉が「テンジャンチゲが食べたい」・・・こう言って死んでいった死刑囚のこの言葉が始まりだった。
류 승룡演じる特ダネキラーのPDは、ある青年が持ちこんできたVTRを観た。そのVTRには死刑囚の最後の言葉「テンジャンチゲが食べたい」が残されており、PDはこの言葉に興味を持ち関係者に次々と当たっていった。
そうこうしているうちに、その「テンジャン(味噌)」は何か特別のものではないか?誰がどうやって作ったのか?そのことに興味の対象が移っていった。
そしてそのなかで見えてきたのが、ある女性の存在だった。それがイ・ヨウォン演じるチャン・ヒョジンという女性だった。
そして調べを進めていくうちに分かってきたことがあった。それは、そのテンジャンチゲを食べた人々が、みな事件に巻き込まれていく。事実を仕舞い込んだまま、その女性は忽然と姿を消し、事件は迷宮入りする・・・。
この映画はミステリーということでしたが、そんな感じはしなかったな~。
それよりも味噌の作り方、材料の選択とそこに込められる意味、これらに興味を持ちました。
そう言えばシクタンで何気に食べているテンジャンチゲ、そのテンジャンは親の代から受け継がれてきたオフクロの味で、それぞれの家庭で味が違うというもの。日本で言えば「漬け物の糠床」でしょうか。。。
物語の内容的にはあまり興味を引くものはありませんでしたが、映像の美しさが印象に残りました。
梅の花や花粉がテンジャンの味に微妙に影響する、それを広い梅林で撮影していたのですが、淡いピンクの梅花がひらひらと落ちていく映像、その下でイ・ヨウォンとイ・ドンウクの美しい映像が綺麗でした。
2時間弱の映画でした。時々面白い場面が出てきて、笑えることもありました。
でもね、やはり韓国語で聞いて意味を理解して映像も・・・という一連の動作は、ちょっと難しいものがありました。意味を正確には把握できないのです。
何となく・・・あ~こんなことかな~なんて思ったり。
会話の場面全体を100とすると、50ぐらいしか理解できませんでした。
やはりマダマダですね^^;
ということで、11月には前評判の高い「소와 함께 여행하는 법(牛と一緒に旅をする方)」という映画を観る予定です。11月4日が封切りです。この映画では女優の공 효진(コ・ヒョンジン)が出ています。
予告編を見ましたが、何となくのんびりとした映像が「ありがとうございます(コマップスムニダ)」に似ているなと・・・直感です。
そのうちに舞台挨拶などにもトライしようかと考えています。どこで誰の舞台挨拶があるか、この情報が流れているのですが、まだsaraheはチェックできていません^^;
お客さんの入りは良くなかったですね・・・金曜日の午後3時過ぎでしたが、チョンノ3ガのロッテシネマでしたからもっと多いと予想してたんですが。。。
前回見た아저씨以来の映画鑑賞です。
出演者は류 승룡 ・ 이 요원 ・ 이동욱 ・ 監督は 이 ・서군です。と言っても、saraheは良く知らない人ばかりです。唯一知っているのが이 요원 (イ・ヨウォン)女優です。(女優しか知らない^^;)
彼女を映画で観るのは、光州事件を扱った「華麗なる休暇(화려한 휴가)」以来です。アン・ソンギやイ・ジュンギも出ていて、実際の映像などを織り交ぜながら作られた秀作だったと記憶しています。あの時のイ・ヨウォンは素敵だった。
アン・ソンギ演じる元部隊長の娘という設定で、その部隊長を師と仰ぐ若き青年との淡い恋に落ちる姿、最後の戦闘に父親の部隊長と一緒に向かう青年を涙を拭いながら見送る姿、揺れ動く若き女性の恋心を巧く演じていたのを思い出します。
そんな女性とは一味違う設定の今回の役は、된장(味噌)を作る女性でした。
ストーリの始まりは、ある死刑囚が刑の執行にあたり、何か最後に残すべき言葉はないかと促され、言った言葉が「テンジャンチゲが食べたい」・・・こう言って死んでいった死刑囚のこの言葉が始まりだった。
류 승룡演じる特ダネキラーのPDは、ある青年が持ちこんできたVTRを観た。そのVTRには死刑囚の最後の言葉「テンジャンチゲが食べたい」が残されており、PDはこの言葉に興味を持ち関係者に次々と当たっていった。
そうこうしているうちに、その「テンジャン(味噌)」は何か特別のものではないか?誰がどうやって作ったのか?そのことに興味の対象が移っていった。
そしてそのなかで見えてきたのが、ある女性の存在だった。それがイ・ヨウォン演じるチャン・ヒョジンという女性だった。
そして調べを進めていくうちに分かってきたことがあった。それは、そのテンジャンチゲを食べた人々が、みな事件に巻き込まれていく。事実を仕舞い込んだまま、その女性は忽然と姿を消し、事件は迷宮入りする・・・。
この映画はミステリーということでしたが、そんな感じはしなかったな~。
それよりも味噌の作り方、材料の選択とそこに込められる意味、これらに興味を持ちました。
そう言えばシクタンで何気に食べているテンジャンチゲ、そのテンジャンは親の代から受け継がれてきたオフクロの味で、それぞれの家庭で味が違うというもの。日本で言えば「漬け物の糠床」でしょうか。。。
物語の内容的にはあまり興味を引くものはありませんでしたが、映像の美しさが印象に残りました。
梅の花や花粉がテンジャンの味に微妙に影響する、それを広い梅林で撮影していたのですが、淡いピンクの梅花がひらひらと落ちていく映像、その下でイ・ヨウォンとイ・ドンウクの美しい映像が綺麗でした。
2時間弱の映画でした。時々面白い場面が出てきて、笑えることもありました。
でもね、やはり韓国語で聞いて意味を理解して映像も・・・という一連の動作は、ちょっと難しいものがありました。意味を正確には把握できないのです。
何となく・・・あ~こんなことかな~なんて思ったり。
会話の場面全体を100とすると、50ぐらいしか理解できませんでした。
やはりマダマダですね^^;
ということで、11月には前評判の高い「소와 함께 여행하는 법(牛と一緒に旅をする方)」という映画を観る予定です。11月4日が封切りです。この映画では女優の공 효진(コ・ヒョンジン)が出ています。
予告編を見ましたが、何となくのんびりとした映像が「ありがとうございます(コマップスムニダ)」に似ているなと・・・直感です。
そのうちに舞台挨拶などにもトライしようかと考えています。どこで誰の舞台挨拶があるか、この情報が流れているのですが、まだsaraheはチェックできていません^^;
韓国映画「クラッシック」を久しぶりに見る [韓国映画]
韓国に対する興味のきっかけは、ご存知「冬ソナ」です。saraheの原点は、冬ソナなのです。勿論、ジウさんが興味の対象だったわけですが、そこからですね、次々と対象が広がってゆき韓国語や文化・歴史などにも及んでいます。
ジウさんへの「お熱」が冷め始めたころ、登場したのが「ソン・イェジン」です。本当に可愛らしい「フランス人形みたいな顔立ち」が印象的でした。ユン・ソクホ監督の四季シリーズ「夏の香り」で、心臓病を病むヒロイン「へウォン」を演じたのが彼女です。
でも、私はこの作品はあまり好きにはなれませんでした。理由は簡単、「ソン・スンホン」が嫌いだったからです。嫌いな俳優と演技とはいえ心を寄せていくのを見るのは、実に嫌な感じだったのです。
そして思わせぶりなラストシーン・・・まためぐり合うことになったのか・・・クソッ・・・
御曹司とさっさと結婚すればいいのにさ~。
さてさて、今回本当に久しぶりに「クラッシック」を見ました。昔見た作品をごそごそとDVDファイルから引っ張り出して来て、「あ~これ面白かったな~」とか「この作品は良かったな~」とか「彼女は綺麗だったな~」とか思いだしながら、数本の映画やドラマを見ていました。
そのなかで「クラッシック」・・・日本の作品名は「ラブストーリー」だったと記憶していますが、ソン・イェジンが実に可愛らしくて、私の中ではNo1の作品なんです。
皆さんもこの作品をご覧になったことがあるかと思います。ストーリーとしては作り過ぎのきらいもありますが(偶然が天文学的な数字の確率でしかあり得ないこと・・・)それでも泣けるな~この作品は。
母親がいない間に娘が母親に宛てたラブレターや日記を見たり読んだりするところから、この作品はスタートします。そして、昔の母親の恋の様子と現在の自分の恋とが同時並行的に進むのですが、母親と娘の2役をソン・イェジンが演じているのです。昔の母親役を演ずるために三つ編みでセーラー服を着たイェジンを見ますが、さほど違和感を感じなかったのです。
母親は国会議員の娘で、スウォンのお爺さんの家に遊びに来たところ、地元の2人の学生と巡り合うのです。
男子学生は親友同士。ええところのボンボン学生は、親友に国会議員の娘に宛てて出すラブレターの代筆を頼んでいるのです。でも、代筆している者と娘がだんだんと惹かれあう関係になり、ボンボン学生への裏切り行為を働いていることへの後ろめたさを感じていたのです。
↓ 良い仲になっている母親(当時の娘)と代筆の学生
↓ スウォン近郊の川で、「蛍」を取って彼女に渡しているところ。
それからしばらくして親友のボンボン学生は、父親に代筆させていることがバレ、自分はこの娘のことは諦めると言ったのですが、逆に父親から叱責を受けて自殺未遂を起こしてしまいます。
これには親友の代筆男も強いショックを受け、彼女の前から消えようとしてベトナム戦争への派兵に応じ、戦地へ赴くことになったのです。スウォンの駅でボンボン男と一緒に、彼の姿を必死に探す彼女。やっとやっと見つけることができたけれど、彼は眼を逸らせたまま涙を堪えます。彼女は「必ず生きて帰って来てよ!」と何度も何度も泣きながら叫びます。・・・もうsaraheはバスタオルですね。
ここでキーとなる物が何度も出て来ます。それは「목걸이」ペンダントなんです。彼女の前から姿を消した時、「목걸이」を親友が入院している部屋のドアノブに掛けたままでした。そして、ベトナムへと赴く列車に乗っていた彼に、走り去る列車を追うように走りながら手渡したのもその「목걸이」なんです。
彼はそれをお守りのようにして胸に掛け、戦地で戦い続けます。
ある時激戦になり、韓国軍は大きな打撃を受けるのです。彼と一緒に戦っていた兵士が、敵の銃弾で倒れた時に、彼の「목걸이」を掴んだまま亡くなったのです。彼はそれに気づかないまま、退却命令に従い戦闘ヘリが待機している所まで行くのですが、そこで胸に手を当てると「목걸이」がないことに気付くのです。
すぐさま引き返す彼を、戦友たちは唖然として見送り、彼が帰ってくるのを敵の攻撃に曝されながら待っていたのです。
彼は死んでいる戦友の手から、必死になって「목걸이」を取るのですが、ヘリまであと少しの所で砲撃にあい負傷します。薄れゆく記憶の中で、彼の手にはしっかりと握られた「목걸이」。
何年かのちに彼と彼女は、とある喫茶店で逢うことになりました。彼と彼女・・・お互いに少し歳をとったものの、嬉しい再開となるはずでした。あることが分からなければ・・・。彼女は親友のボンボンとは、結婚していなかったのです。自分はもう結婚したのに・・・と言いながら、彼は彼女の自分への想いを感じるのでした。
彼と話していた時、彼が見ている方向に、ピアノを弾く少女の人形があったのです(昨日までは・・・)
でも、その時には子供がその人形を動かしていて、彼が向いている方向にはなかったのです。彼はその人形のことを話し始めました。そこで彼女はショックを受けます。彼は目が見えていないのです。
彼女は今の私はどう見えるの?と聞くのですが、健康そうで・・・と無難な答えが返ってくると・・・彼女は泣きながら「私は今泣いているのよ。この涙が見えないのね」と・・・。
狼狽する彼!約束があり時間がないので先に帰ると言って席を立ちますが、狼狽しているので周囲のテーブルや椅子の配置がわからなくなっていたのです。転倒する彼。
実は昨日、彼はこの店を訪れてテーブルや椅子、人形の配置まで全て頭に叩き込んで、今日の日を迎えたのでした。完璧に騙そうとして。
帰り際に彼女に返そうと「목걸이」を取りだした彼。しかし彼女は、この「목걸이」はあなたの物と言って、彼に渡したのです。
その後彼女はボンボンと結婚して、今の自分が生まれたことに繋がってくるのです。
でも・・・悲しいかな彼は彼女がボンボンと結婚したと聞いてから、自殺してしまったのです。幼い男の子を残したままで。
母親の娘はこういう話を演劇部の先輩に話していたのですが、その先輩は大粒の涙をいっぱいに溜めながら、聞いていたのです。彼女の不思議そうな顔。一体何故?
その時に先輩が首から取ったもの・・・それが「목걸이」なのです。
そうです。その先輩こそが、母親と結ばれることなく親友のボンボンと結婚したことを聞いて自殺した彼の子供だったのです。
そんな・・・できすぎでしょうが~と茶々を入れたくなるでしょう?
でもね、運命なんですね、これが。
最後のシーンは、母親がスウォンに遊びに来ていた時に、先輩の父親と「蛍」を取っていたあのシーンと同じなんです。
☆☆☆配役☆☆☆
ソン・イェジン・・・この作品で第40回大鐘賞新人女優賞を受賞しました。その後「頭の中の消しゴム」で、チョン・ウソンと共演しましたね。若年性アルツハイマー病を発症した女性を演じていました。ヨン様とも「四月の雪」で共演しましたね。
チョ・スンウ・・・ボンボンの親友で自殺した男の役を演じました。イ・ナヨン(saraheが大好きな女優さんです)と「フー・アー・ユー」で共演しました。「H」にも出ていましたね。
チョ・インソン・・・先輩役で出ていました。もともとはファッションモデルの出身なんですね。スタイル、ルックスともにいいですものね~。saraheは「バリでの出来事」で、ハ・ジウォンと共演していたのを覚えています。ソ・ジソプと張り合っていた御曹司役ですが・・・ラストシーンは「何故?????」と。
監督・・・クァク・ジェヨン・・・監督としてさらに脚本家としても力があります。「ピアノを弾く大統領」「猟奇的彼女」「僕の彼女を紹介します」そして「デイジー」などなど。
「猟奇的彼女」「僕彼」「デイジー」に共通しているのは、主演女優が「チョン・ジヒョン」だということ。sareheも大好きな女優さんです。
今度の日曜日には、「消しゴム」を見ようかな。
ジウさんへの「お熱」が冷め始めたころ、登場したのが「ソン・イェジン」です。本当に可愛らしい「フランス人形みたいな顔立ち」が印象的でした。ユン・ソクホ監督の四季シリーズ「夏の香り」で、心臓病を病むヒロイン「へウォン」を演じたのが彼女です。
でも、私はこの作品はあまり好きにはなれませんでした。理由は簡単、「ソン・スンホン」が嫌いだったからです。嫌いな俳優と演技とはいえ心を寄せていくのを見るのは、実に嫌な感じだったのです。
そして思わせぶりなラストシーン・・・まためぐり合うことになったのか・・・クソッ・・・
御曹司とさっさと結婚すればいいのにさ~。
さてさて、今回本当に久しぶりに「クラッシック」を見ました。昔見た作品をごそごそとDVDファイルから引っ張り出して来て、「あ~これ面白かったな~」とか「この作品は良かったな~」とか「彼女は綺麗だったな~」とか思いだしながら、数本の映画やドラマを見ていました。
そのなかで「クラッシック」・・・日本の作品名は「ラブストーリー」だったと記憶していますが、ソン・イェジンが実に可愛らしくて、私の中ではNo1の作品なんです。
皆さんもこの作品をご覧になったことがあるかと思います。ストーリーとしては作り過ぎのきらいもありますが(偶然が天文学的な数字の確率でしかあり得ないこと・・・)それでも泣けるな~この作品は。
母親がいない間に娘が母親に宛てたラブレターや日記を見たり読んだりするところから、この作品はスタートします。そして、昔の母親の恋の様子と現在の自分の恋とが同時並行的に進むのですが、母親と娘の2役をソン・イェジンが演じているのです。昔の母親役を演ずるために三つ編みでセーラー服を着たイェジンを見ますが、さほど違和感を感じなかったのです。
母親は国会議員の娘で、スウォンのお爺さんの家に遊びに来たところ、地元の2人の学生と巡り合うのです。
男子学生は親友同士。ええところのボンボン学生は、親友に国会議員の娘に宛てて出すラブレターの代筆を頼んでいるのです。でも、代筆している者と娘がだんだんと惹かれあう関係になり、ボンボン学生への裏切り行為を働いていることへの後ろめたさを感じていたのです。
↓ 良い仲になっている母親(当時の娘)と代筆の学生
↓ スウォン近郊の川で、「蛍」を取って彼女に渡しているところ。
それからしばらくして親友のボンボン学生は、父親に代筆させていることがバレ、自分はこの娘のことは諦めると言ったのですが、逆に父親から叱責を受けて自殺未遂を起こしてしまいます。
これには親友の代筆男も強いショックを受け、彼女の前から消えようとしてベトナム戦争への派兵に応じ、戦地へ赴くことになったのです。スウォンの駅でボンボン男と一緒に、彼の姿を必死に探す彼女。やっとやっと見つけることができたけれど、彼は眼を逸らせたまま涙を堪えます。彼女は「必ず生きて帰って来てよ!」と何度も何度も泣きながら叫びます。・・・もうsaraheはバスタオルですね。
ここでキーとなる物が何度も出て来ます。それは「목걸이」ペンダントなんです。彼女の前から姿を消した時、「목걸이」を親友が入院している部屋のドアノブに掛けたままでした。そして、ベトナムへと赴く列車に乗っていた彼に、走り去る列車を追うように走りながら手渡したのもその「목걸이」なんです。
彼はそれをお守りのようにして胸に掛け、戦地で戦い続けます。
ある時激戦になり、韓国軍は大きな打撃を受けるのです。彼と一緒に戦っていた兵士が、敵の銃弾で倒れた時に、彼の「목걸이」を掴んだまま亡くなったのです。彼はそれに気づかないまま、退却命令に従い戦闘ヘリが待機している所まで行くのですが、そこで胸に手を当てると「목걸이」がないことに気付くのです。
すぐさま引き返す彼を、戦友たちは唖然として見送り、彼が帰ってくるのを敵の攻撃に曝されながら待っていたのです。
彼は死んでいる戦友の手から、必死になって「목걸이」を取るのですが、ヘリまであと少しの所で砲撃にあい負傷します。薄れゆく記憶の中で、彼の手にはしっかりと握られた「목걸이」。
何年かのちに彼と彼女は、とある喫茶店で逢うことになりました。彼と彼女・・・お互いに少し歳をとったものの、嬉しい再開となるはずでした。あることが分からなければ・・・。彼女は親友のボンボンとは、結婚していなかったのです。自分はもう結婚したのに・・・と言いながら、彼は彼女の自分への想いを感じるのでした。
彼と話していた時、彼が見ている方向に、ピアノを弾く少女の人形があったのです(昨日までは・・・)
でも、その時には子供がその人形を動かしていて、彼が向いている方向にはなかったのです。彼はその人形のことを話し始めました。そこで彼女はショックを受けます。彼は目が見えていないのです。
彼女は今の私はどう見えるの?と聞くのですが、健康そうで・・・と無難な答えが返ってくると・・・彼女は泣きながら「私は今泣いているのよ。この涙が見えないのね」と・・・。
狼狽する彼!約束があり時間がないので先に帰ると言って席を立ちますが、狼狽しているので周囲のテーブルや椅子の配置がわからなくなっていたのです。転倒する彼。
実は昨日、彼はこの店を訪れてテーブルや椅子、人形の配置まで全て頭に叩き込んで、今日の日を迎えたのでした。完璧に騙そうとして。
帰り際に彼女に返そうと「목걸이」を取りだした彼。しかし彼女は、この「목걸이」はあなたの物と言って、彼に渡したのです。
その後彼女はボンボンと結婚して、今の自分が生まれたことに繋がってくるのです。
でも・・・悲しいかな彼は彼女がボンボンと結婚したと聞いてから、自殺してしまったのです。幼い男の子を残したままで。
母親の娘はこういう話を演劇部の先輩に話していたのですが、その先輩は大粒の涙をいっぱいに溜めながら、聞いていたのです。彼女の不思議そうな顔。一体何故?
その時に先輩が首から取ったもの・・・それが「목걸이」なのです。
そうです。その先輩こそが、母親と結ばれることなく親友のボンボンと結婚したことを聞いて自殺した彼の子供だったのです。
そんな・・・できすぎでしょうが~と茶々を入れたくなるでしょう?
でもね、運命なんですね、これが。
最後のシーンは、母親がスウォンに遊びに来ていた時に、先輩の父親と「蛍」を取っていたあのシーンと同じなんです。
☆☆☆配役☆☆☆
ソン・イェジン・・・この作品で第40回大鐘賞新人女優賞を受賞しました。その後「頭の中の消しゴム」で、チョン・ウソンと共演しましたね。若年性アルツハイマー病を発症した女性を演じていました。ヨン様とも「四月の雪」で共演しましたね。
チョ・スンウ・・・ボンボンの親友で自殺した男の役を演じました。イ・ナヨン(saraheが大好きな女優さんです)と「フー・アー・ユー」で共演しました。「H」にも出ていましたね。
チョ・インソン・・・先輩役で出ていました。もともとはファッションモデルの出身なんですね。スタイル、ルックスともにいいですものね~。saraheは「バリでの出来事」で、ハ・ジウォンと共演していたのを覚えています。ソ・ジソプと張り合っていた御曹司役ですが・・・ラストシーンは「何故?????」と。
監督・・・クァク・ジェヨン・・・監督としてさらに脚本家としても力があります。「ピアノを弾く大統領」「猟奇的彼女」「僕の彼女を紹介します」そして「デイジー」などなど。
「猟奇的彼女」「僕彼」「デイジー」に共通しているのは、主演女優が「チョン・ジヒョン」だということ。sareheも大好きな女優さんです。
今度の日曜日には、「消しゴム」を見ようかな。
한국영화 「바보」를 봤어요 [韓国映画]
韓国映画「馬鹿」を見ました。韓国版DVDを購入し、韓国語字幕で見ました。昨年の夏に6日間の韓国放浪の旅をしましたが、NRTから乗ったKALの機内で「馬鹿」を見ました。その時からずっと気になっていましたが、今やっと見ることができました。というのも、韓国版DVDを見るには、リージョンコードを「3」に変換しなければならないからです。PCでコードの変換ができますが、トータル4回までとなっていて、それを超えるとコード変換ができなくなります。これがネックで韓国版のDVDは、昨年韓国語の先生にお土産としてもらった「화려한 휴가」日本題名「5・18光州」(だったと思うのですが・・・)を見るのに2回変更していますので、もう2回しか変更できなくなっていました。
それを救ってくれたのが、リージョンコードをフリー化するソフトです。リージョンコードを変換しなくても、違うコードのDVDが見れるのです。
そこで今回は韓国のサイトから、「馬鹿」を購入しました。
2008年の制作。
俳優はsaraheの好きな하지원(ハ・ジウォン)。そして猟奇的な彼女でチョン・ジヒョンと好演した차태현(チャ・テヒョン)。字幕は韓国語と英語だから、韓国語を字幕設定して映画を見た。
ハ・ジウォン演じるジホとチャ・テヒョン演じるスニョンは、小学生の同級生だった。スニョンは皆から「바보(馬鹿)」と呼ばれていた。ジホはクラスでピアノを弾く女の子だったが、クラスにあったピアノが燃えてしまう。犯人にされてしまうスニョンであったが、真犯人はやはり同じクラスのサンスだった。学校側は母親を呼んで、スニョンを犯人と決め付けた。母親はそれでも「オンマはスニョンを信じるから」と言って、学校を辞めたのである。
ここで母親役をしてのが、ハ・ジウォンが主演だったファンジニでもジニの盲目の母親役だった。
スニョンは妹の지인(ジイン)をジインの通う学校の前で、トーストのお店をやりながら育てていた。両親を亡くして一人で頑張ってきたスニョン。でも、ジインは兄が馬鹿とみんなから呼ばれていることがとても嫌で、それが兄を遠ざけてしまっている原因でもあった。スニョンは10年ぶりに留学から帰国したジホに会う。
↓ トーストのお店の前で、ジホがスニョンにトーストを一つ作ってくれと話しているところ。
ハ・ジウォン・・・やはり綺麗ですね。ファンジニとはまた違うイメージです。「茶母」にも主演で出ていましたよね。ファンジニも茶母も時代劇でしたので、馬鹿での演技は久しぶりに見る時代劇以外のものでした。
次第に打ち解けてゆく二人です。ある時店で手を火傷したスニョンですが、ジホがそれを見て火傷の手当てをしてくれます。そして髪の毛を洗ってくれました。その時、桶に入れた水に映るジホの顔が、亡くなったお母さんの顔になっています。
そんな時、妹のジインが病に倒れます。スニョンは学校へ飛んで行き、ジインを背負って病院へ駈け込みます。
検査したところ手術が必要だと分かり、スニョンは途方にくれます。自分はジインの兄なのに・・・なにも出来ない・・・お金もないし・・・。それを救ったのがサンスでした。これで手術ができると、スニョンは大喜びでした。
そんな二人が、空を見上げながら話しをしているシーンです。ジホがピアノを弾く音が聞こえると、空には小さな星が見えてくるとスニョンは言います。しかしジホはもうピアノを弾くこともなかったのです。
でも、悲しい最期が・・・。
サンスを襲う予定のチンピラは、サンスとスニョンを間違えてスニョンを襲って大怪我をさせます。悲しいことですが、スニョンは死んでしまいます。この辺からsaraheはもう涙が出てきて・・・
そしてあれだけ兄を嫌っていた妹ジインですが、役所に手続きに行った時、「自分の兄です。私は妹です」と何回も何回も呟き続けます。大粒の涙を流しながら・・・
最後にジホは、亡くなったスニョンがピアノを聞きたかったと言っていたのを、ピアニストになることで実現した。
このシーン・・・ハ・ジウォン・・・凄く綺麗です。
演奏が終わって控室に帰る時、彼女は天国にいるであろうスニョンに向かって、「聞こえたの?聞こえたよね」と呟くのです。
見ていてこころがホノボノとなる映画だった。そして、涙が出てきてしょうがなかった。いい作品を見たと思う。
それを救ってくれたのが、リージョンコードをフリー化するソフトです。リージョンコードを変換しなくても、違うコードのDVDが見れるのです。
そこで今回は韓国のサイトから、「馬鹿」を購入しました。
2008年の制作。
俳優はsaraheの好きな하지원(ハ・ジウォン)。そして猟奇的な彼女でチョン・ジヒョンと好演した차태현(チャ・テヒョン)。字幕は韓国語と英語だから、韓国語を字幕設定して映画を見た。
ハ・ジウォン演じるジホとチャ・テヒョン演じるスニョンは、小学生の同級生だった。スニョンは皆から「바보(馬鹿)」と呼ばれていた。ジホはクラスでピアノを弾く女の子だったが、クラスにあったピアノが燃えてしまう。犯人にされてしまうスニョンであったが、真犯人はやはり同じクラスのサンスだった。学校側は母親を呼んで、スニョンを犯人と決め付けた。母親はそれでも「オンマはスニョンを信じるから」と言って、学校を辞めたのである。
ここで母親役をしてのが、ハ・ジウォンが主演だったファンジニでもジニの盲目の母親役だった。
スニョンは妹の지인(ジイン)をジインの通う学校の前で、トーストのお店をやりながら育てていた。両親を亡くして一人で頑張ってきたスニョン。でも、ジインは兄が馬鹿とみんなから呼ばれていることがとても嫌で、それが兄を遠ざけてしまっている原因でもあった。スニョンは10年ぶりに留学から帰国したジホに会う。
↓ トーストのお店の前で、ジホがスニョンにトーストを一つ作ってくれと話しているところ。
ハ・ジウォン・・・やはり綺麗ですね。ファンジニとはまた違うイメージです。「茶母」にも主演で出ていましたよね。ファンジニも茶母も時代劇でしたので、馬鹿での演技は久しぶりに見る時代劇以外のものでした。
次第に打ち解けてゆく二人です。ある時店で手を火傷したスニョンですが、ジホがそれを見て火傷の手当てをしてくれます。そして髪の毛を洗ってくれました。その時、桶に入れた水に映るジホの顔が、亡くなったお母さんの顔になっています。
そんな時、妹のジインが病に倒れます。スニョンは学校へ飛んで行き、ジインを背負って病院へ駈け込みます。
検査したところ手術が必要だと分かり、スニョンは途方にくれます。自分はジインの兄なのに・・・なにも出来ない・・・お金もないし・・・。それを救ったのがサンスでした。これで手術ができると、スニョンは大喜びでした。
そんな二人が、空を見上げながら話しをしているシーンです。ジホがピアノを弾く音が聞こえると、空には小さな星が見えてくるとスニョンは言います。しかしジホはもうピアノを弾くこともなかったのです。
でも、悲しい最期が・・・。
サンスを襲う予定のチンピラは、サンスとスニョンを間違えてスニョンを襲って大怪我をさせます。悲しいことですが、スニョンは死んでしまいます。この辺からsaraheはもう涙が出てきて・・・
そしてあれだけ兄を嫌っていた妹ジインですが、役所に手続きに行った時、「自分の兄です。私は妹です」と何回も何回も呟き続けます。大粒の涙を流しながら・・・
最後にジホは、亡くなったスニョンがピアノを聞きたかったと言っていたのを、ピアニストになることで実現した。
このシーン・・・ハ・ジウォン・・・凄く綺麗です。
演奏が終わって控室に帰る時、彼女は天国にいるであろうスニョンに向かって、「聞こえたの?聞こえたよね」と呟くのです。
見ていてこころがホノボノとなる映画だった。そして、涙が出てきてしょうがなかった。いい作品を見たと思う。
韓国映画 【サラン】 [韓国映画]
梅雨のこの時期、さすがに入浴介助の仕事は疲れる。
湯気が立ち込める浴室、換気扇を回してもなかなか空気が循環しない。
家庭の浴室の3倍くらい広いスペースがあるが、備品でいっぱい。
疲れた身体には、甘いチョコレートと素敵な音楽が良く効く。
でも、レンタルビデオ店で借りてきた韓国映画【サラン】、ストーリーは韓国映画によくあるパターンだが、疲れた身体にはお決まりのパターンでもOK!
配役は主演男優 チュ・ジモン。主人公 チェ・イノ役を演ずる。私は初めて観る俳優だ。
なかなかのイケメンだと思うが、演技の方は可もなく不可もなくと言ったところか。
主演女優 パク・シヨン。 ミジュ役を演ずる。顔立ちは日本的。
脇役 キム・ミンジュン。 ヤクザ・チグォン役。顔のメイクがとてもナマナマしい。
チェ・イノが引っ越しに伴い転校してきた。その学校の同じクラスにミジュがいた。ミジュはクラスの男子生徒にちょっかいを出されていたが、イノがその生徒と喧嘩する。
ミジュは自分の誕生日に、イノを招待する。イノだけを。
イノはおめかししてミジュの自宅へ行くが、自宅では借金取りが金目の物を奪い合うようにして持ち去る光景が目に飛び込んできた。一家は追われるようにして、どこかへ越して行った。
7年後・・・イノは柔道部で期待のエースになっていた。その高校にワルがいた。二人は喧嘩する。そして仲良くなる。ある日そのワルの家に行く途中で、一人の女子高生と出会う。
その子はそのワルの妹だった。そして・・・7年前に姿を消したミジュだった。運命的な再会だった。
その後ワルは母親と一緒に焼身自殺してしまい、残されたミジュはひとりぽっちとなってしまう。
そんなミジュにヤクザの手が伸びてくる。借金を返済できないまま死んでしまった母親、その借金のかたにミジュを連れ去るヤクザ。このヤクザ・チグォン役には、キム・ミンジュンがキャスティングされていた。
ある日、ミジュはチグォン達に拉致されてしまい、乱暴されてしまう。
イノは親友にミジュをどこか遠くへ連れて行くよう言い残して、ヤクザ・チグォンに復讐する。
チグォンはイノに刺されたが、一命をとりとめイノは逮捕・刑務所へ入れられる。時々面会に来てくれたミジュであるが、ある時からミジュに宛てた手紙が宛先不明で返ってくるようになる。
その後・・・ミジュとの運命的な出会い。そして・・・。
この映画の舞台は、プサンであった。だから言葉がプサン訛りなのか分からないが、とても聞き取り難かった。
発音が標準語とは少し違う。一生懸命に聞き取ろうとしたが、どうしても上手くいかない。
日本でも東北訛りと言い九州・沖縄の訛りと言い、標準語の横浜の人間には意味が取れないことが多い。
それと同じことだな。
イノとミジュ。お互いにお互いを最後まで守ると誓い合う。
素敵な言葉だ。
でも、運命は非情だ。
今時このような一本気の男はいないだろう。
そしてこんなストーリー、現実的ではないだろう。
でも、何故か惹かれていく。
190円で7泊8日のレンタル。これは安かったな。
なんとな~く・・・映画鑑賞「スキャンダル」 [韓国映画]
ずっと前に韓流サイトで知り合った方から、韓国映画とドラマのDVDをいただいてたのですが、ずっと忘れてて・・・昨日思い出して「スキャンダル」を観ました。
半分寝ていたので、ピンボケの写真です^^;
この映画に出ている方は、もうご存知のヨン様です。
朝鮮王朝時代の貴族階級「両班」、その特権階級にあり次々と女性を誑かしていく男を、ヨン様が演じているのです。
まあ、彼にはあまり興味はないので・・・
私はこの人「チョン・ドヨン」が気になっていたんです。先日の「密陽」で強烈に印象に残った彼女。。。
この映画では結婚前に夫に先立たれ、その後頑なに貞操を守り抜いている女性を演じています。
彼女の叔母さんに当たる人は、ドラマ「初恋」でヨン様が室長をしている会社の会長を演じていた女性だと知りました。
この方もよく映画やドラマに出演されています。
チョン・ドヨンは正直なところ「密陽」でカンヌ映画祭の主演女優賞を受賞したとき、知った女優さんでした。実際にどのような演技をされているのか分からなかったのですが、先日「密陽」を観てその演技の素晴らしさを認識しました。そしてこの「スキャンダル」です。
伏し目がちで決して直接男性とは話もしないという徹底ぶりでしたが、ヨン様の強かな行動によってこころを揺さぶられてしまいます。そして貞操も奪われたのですが、いや、奪われたのではなくこころが奪われてしまい、結果として身体を奉げたという言い方の方が正しいですね。
一方ヨン様も難攻不落な城を落とすことに興味を持っていたので、落としたあとは捨てるだけ。
しかし・・・なんと・・・彼女に心惹かれていく自分がいる。
それでも彼女を振り払った。
その結果お互いが感ずる虚無感。
ヨン様は彼女の義弟に刺されてしまい、最後に彼女に逢いに馬に乗って出かけるが・・・力尽きてしまう。
それを聞かされた彼女は・・・凍った湖に歩いて行き、そして・・・
「この世では無理だったけれど、あの世では堂々と夫婦として暮らすことができる」
やはりチョン・ドヨンは上手だと思いました。
そして、時代もののセリフというか言葉ですが、昔の宮廷言葉か貴族が使う言葉か分かりませんが、特に女性が使うとすごく情緒のある響きとなります。
聞いていてとても心地よいんです。
チャングムでもそうでした。
また、この映画は濡れ場が多い。
韓国映画やドラマには珍しいと思うのですが。
チョン・ドヨンも・・・
八ヶ岳止めて六本木に出没 [韓国映画]
いや~今日も本当に暑かった
本当は八ヶ岳に行く予定でしたが、背中をジリジリ焼かれるようにして登るの嫌だから、止めてしまった。
その代り今まで観たい観たいとずっと思っていた映画を観てきました。
その映画は韓国映画「밀양 密陽(シークレット・サンシャイン」
ご存知の方も多いと思います。主演女優はチョン・ドヨン、主演男優はソン・ガンホ。
特にチョン・ドヨンは、この作品で2007年カンヌ国際映画祭コンペチション部門の主演女優賞を受賞したのです
どうしても観たかった映画なので、韓国版DVDを買おうかとも思いましたが、日本語字幕で観ないで韓国語字幕で最初に観るなんてできるのか・・・理解できるのか不安だったので、結局止めたんです。
念願かなって観に行きました。六本木にあるシネマート六本木です。
実は初めて行ったんです、この映画館。韓国をはじめアジアの作品を取り上げてくれるところとして有名でした。
でも、実に分かり難いところにあるんです。地図で見たけれど分からなくて・・・上映時間の開始まであと5分なのに・・・。仕方なくTELして聞いたら、なんと路地一本離れたところにあることが分かり、ダッシュ
90人くらいが入るスクリーンでしたが、ガラガラあまり関心ないのかな~~。。。。。。。
作品はネタバレになるのであまり書けませんが、とにかくチョン・ドヨンの演技が素晴らしいんです。
私はずっと彼女の演技ばかり目で追っていました。
感情表現が物凄く上手です。
夫を交通事故で亡くし、夫の故郷である密陽に引っ越してきて、そこで一人息子が誘拐されて殺される。
一人になった彼女の狂わんばかりのこころ、それを言葉ではなく表情や態度で表わす難しさ。
そしてこころの安寧を求めて宗教へ。
そこで信じていた神の信じられない行ない。
失意のどん底に突き落とされたチョン・ドヨンの表情が、何というか言葉では言い表せない凄さでした。
また、ソン・ガンホ、よかったですね
私この人大好きなんです。
最近では2006年の作品で「グエムル 漢江の怪物」に出ていました。
でも、この人を好きになったのは「シュリ」や「JSA」そして「親切なクムジャさん」「殺人の追憶」「復讐者に憐れみを」など観てでした。
JSAや親切なクムジャさんでは、イ・ヨンエと共演しましたし、殺人の追憶では田舎の刑事を好演していました。
チョン・ドヨンもソン・ガンホと共演できたことを、とても嬉しかったと言っています。そして、彼が現場の雰囲気を盛り上げてくれたと。。。
やはり共演者に恵まれないと、自分一人では限界があるものね。
映画の世界も「組織」なのか・・・
ただ・・・何というか・・・ラストシーン・・・これは何と言ったらいいのか・・・
私は拍子抜けでした
えっ・・・何これ・・・これで最後???
普段はめったに買わないのですが、パンフレットを買ってきました。700円でした。
皆さん是非ご覧になってくださいね。
あっ・・・ただ、上映している映画館が限られています。
シネマート系のみです。
帰りに久しぶりに六本木に来たので、お上りさんみたいにデジカメで写真を撮りました。
まずは東京タワーです。六本木の交差点から少し歩いたところで撮りました。
そして六本木交差点。結婚して東京の本社に転勤になった25歳から28歳頃までは、よく六本木のディスコに職場の連中と踊りに行きました。本社のある丸の内からTAXに分乗して、六本木まで^^
最後はチークダンスで終わりになるのですが、職場の女子社員とよく踊りました。
その頃はセクハラなんて言葉なかったような気がする。
そして外国人がいつもたくさん。
外国人御用達のお店です。
いつも六本木には外国人の姿が多いですね。
それは昔も今も変わっていない。
そして高級外車に乗っている人もとても多いこと。
さて、それではシネマートの連絡先を書いておしまいにします。
www.cinemart.co.jp/sunshine
韓国映画「光州5・18」を観る! [韓国映画]
ヨロブン アンニョンハセヨ♪
今日は妻が病院勤務が休みだったので、私も有休を取って韓国映画を観に109シネマズ川崎まで行ってきました。
一番近いのは横浜みなとみらいにある109シネマズなのですが、この韓国映画は川崎でしか上映してなくて・・・
>観た映画の題名は「光州5・18」です。
昨年7月に韓国で公開された作品ですが、韓国語学校の先生から素晴らしい映画だったと聞かせれていたので、是非日本で公開されたら観に行きたいと思っていたのです。
妻と韓国映画を観に行ったのは、ソン・イェジンとチョン・ウソンが主演した「私の頭の中の消しゴム」以来です。
あの作品を観て妻は酷評していました。看護師である妻から見れば、20歳そこそこの若者がアルツハイマー病に罹患する確率は極めて低い・・・とのことで、いい作品だからと強く推薦していた私としては、散々でした。
ですからこの作品で是が非でも汚名を挽回しなければならなかったのです^^;
いや~本当にいい映画でした
実話をもとに作られていて、セットも当時の様子を忠実に再現しているのだそうです。
ネタバレにならない程度にイントロダクションを少し・・・
日本では山口百恵が三浦友和と結婚したニュースが、アメリカではジョンレノンが凶弾に倒れたニュースが、それぞれ世間を騒がしていましたが、韓国では1979年10月に軍事政権を率いていた朴大統領が暗殺されました。
その後国民は軍事政権が崩壊して民主的な政権が出来るものと期待していましたが、全 斗換が軍事クーデターを起こして政権を奪ってしまいます。再び軍事政権下に置かれたのです。
これに強く反発した市民による抗議行動が、韓国全土に広がりました。
そうしたなか韓国南西部の光州で、1980年5月18日軍部は市民に向けて銃撃を開始。これが「光州事件」の勃発です。18日からの10日間、市民の希望と挫折・・・悲しい結末・・・【あとは是非観てください】
韓国では740万人もの人がこの映画を観ました。歴代韓国映画興行収入8位の大ヒットとなった作品です
キャストはキム・サンギョン、イ・ヨウォン、イ・ジュンギ、アン・ソンギその他で、監督はキム・ジフンさんです。
左側の人がアン・ソンギ、右がキム・サンギョンです。
キム・サンギョンで覚えているのは「殺人の追憶」という映画です。ソン・ガンホさんと共演していて、とてもいい味を出していたのを覚えています。また、その時共演していた人で、ソン・ジェホという俳優さんがいましたが、彼もこの映画に神父役で出ています。
アン・ソンギは韓国の国民的俳優として有名です。
いろいろな作品に出ていますが、チェ・ジウと一緒に「ピアノを弾く大統領」に出ていましたし、私が好きだった「シルミド/SILMIDO」でも主演していました。
本当に渋い演技をします。
存在感がありますね!
イ・ジュンギは今売れっ子の俳優です。「王の男」でいい演技をしましたし、ドラマでは「犬とオオカミの時間」で何とかという賞をもらっています。
最後に・・・私が最も好きだったイ・ヨウォンさん^^
可憐な看護師役で好演しています。控え目でそれでいて芯が強く・・・いいな~~^^
彼女は28歳ですが、23歳の時に結婚しているんです。そして休業していたのですが、2005年にカムバックしました。
お隣の国韓国では、軍事政権下で多くの市民が連行され拷問を受け、そして殺されていったのです。
私が大学生の頃岩波新書で「韓国からの手紙T・K生」という本が出ていました。
私はその本を読んでいましたし、岩波書店から出ている月刊誌「世界」も読んでいました。
この「世界」に掲載されたものを新書版にして出版していました。
韓国の人たちは、このような試練を乗り越え今の民主主義を勝ち取ったのです。
我々日本人はどうだろうか?
戦争に負けてそのあと占領下で民主主義教育や政策を教えてもらったのです。
自ら血を流して勝ち取ったものではないのです。
だから、その大切さを知らないし、国のトップに裏切られた時の爆発的な反発するパワーもない。
この映画を観て不幸な出来事だったけれど、韓国の人達は自分たちの幸せを守るために、愛する人を守るために、最強と言われた空挺部隊を相手に、一歩も引かずに戦ったその事実は、将来にわたって語り継がれるだろう。
皆さんにお伝えしたい。
是非、この映画を観ていただきたい。
そして、私たち日本人が「百恵」でキャーキャー言っていた正にその時に、お隣の国韓国では多くの市民の血が流された事実を知ってほしい。