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ヘルパー2級取得の講習会「ターミナルケア」 [ヘルパー2級]

短期集中コースは1ヵ月半で実習も講義も終わらせて、資格取得ができるものです。
その代り4日/週、1日8時間の拘束となり、さすがに疲れてきます。
その講義も全体の半分が終了しました。
でも・・・今日の授業は、正直言ってヘルパーとして務まるか、自信がなくなってくるものでした。

それは「ターミナルケア(終末医療)」とどう向き合うか!というテーマで、1日講義と議論がありました。
ターミナルケアは何も医師や看護師だけでなく、介護をしているヘルパーも身近なものとして向き合わねばならないことが多いのです。勿論、ヘルパーで担当する利用者の方の状態によりけりでしょうが、少なからず経験すると言われました。

人間の尊厳の最大のものとして、「生」と「死」がありますが、その違いは始まりと終わりという簡単なことではないほどの差があります。saraheは死に逝く人の介護を何の動揺もなく、きちんと出来るほど性根が座ってはいません。
感情の大きな揺れを感じ、冷静な対応ができなくなるのではと考えてしまいます。
そんなヘルパーに利用者は介護を任せてくれるでしょうか?
身体的にはQOLのレベルがかなり低下していても、精神的にはしっかりした方も多くおられます。その方たちに我々は希望や夢を持ってもらい、最後まで自分と言う人間の存在意義を確かに自覚し、そして最後の時を迎えるためのケアをする時、saraheは彼らの偉大さ・立派な態度に強く打ちのめされ、職業としてプロとしてやっていく自信が持てなくなるのではと思っています。
ヘルパーの仕事をやる前からそんなことを考えても仕方のないこと、確かにそうだと思います。

頭だけが先行していく・・・saraheのいつもの悪い癖かもしれません。

「特別養護老人施設」で4交替勤務に入ることを考えていましたが、軟弱なsaraheはターミナルケアと向き合わない「デイケア(通所介護)」で日勤をしようか迷っています。
少し考え過ぎだよと同じ班のメンバーは言います。今日帰ってきて、病院で看護師として3交替勤務をしている妻とも話したのですが、しっかりと考えることは大事なことだけれど、そういう思いを胸に抱いて利用者さんの最後を介護をしながらみとることは、もっと大切だよと言います。
彼女は楽天的・ケセラセラのB型ですが、看護師をして最初に患者の「死」と向き合った時、涙が出たと言っていました。患者が自分の「死」を受容するまで、相当な時間と葛藤や絶望・期待などを繰り返し繰り返し思っていたのだろうと考えると、患者の凄い気力を感じたと言っていました。

17日から実習が4日間あります。2日は特別養護老人ホーム、1日はデイケア、1日はグループホームです。
実習は施設にとってみれば「お客さん」でしかありませんので、直接厳しい状況にある利用者さんを担当することはありませんが、積極的に先輩諸氏と話しをしてきたいと思っています。


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