秋晴れのソウル散策 [留学]
先週のある日、シャーマニズムの聖地を歩き、そしてソウル城郭跡巡りをしてきました。私が愛用の「ロンリープラネット 韓国」に載っていた記事を参考にして、朝10時に下宿をスタートして3号線独立門駅まで行き、そこから散策がスタートしました。
でもこの「ロンプラ」の記事がちょっと古く、書いてある路が見当たりません。周りの風景も一変しており、大きなアパートが乱立しています。仕方がないのでまずはシャーマニズムの聖地の象徴「国師堂(ククサダン)」を目指します。急な坂を秋の陽ざしを受けて上ります。結構な運動量です。でも、後に控える大変なことに比べれば・・・何でもないレベルなんです。
↓この国師堂は、もともとはナムサンに建てられたそうですが、日本の統治時代に取り壊されたものを、シャーマニスト達が密かに仁旺山(イヌァンサン)に再建したのだそうです。
私が訪れた時、写真の右側に一人の男性が熱心に祈りをささげていました。この地区には祈祷をする家と言うか寺と言うかそういう建物が多く、何人かの祈祷師らしき人が祈祷をしている恐ろしく怖い声を耳にしました。ここは韓国におけるシャーマニズムの聖地なのです。
ただ、最近は周囲の環境が大きく変わり、アパートや公園などが立てられたことで廃墟と化した祈祷師たちの家をたくさん見ました。時代の移り変わりを感じざるを得ません。
この国師堂からほど近いところには「ソンバウィ」と呼ばれる人間の形に見える大きな岩があります。そこへ行くと二人の女性が一心不乱に祈っています。ここは男の子を授かりたい母親が祈願しに来るそうです。
さて、ここからが悲惨な目に逢ったことをお話します。ロンプラではソンバウィを廻り込むように路があって、それを辿るとソウル城郭へと向かうよう書かれていました。でも、途中まで行ったら路が・・・なくなっている。
でもよく見たら踏み跡のようなものが見えるので、それを頼りに山の中へ入って行きました。8月末にソウルを襲った台風の影響で、大きな気が何本も倒れているので歩きにくいのです。
しばらく歩くと、突然廃屋にぶつかりました。周りの風景からするとイヌァンサンの裏側に来てしまったようです。
周りには店もないし人もいないし途方に暮れていたら、山の方から人が下りてくるのが見えました。恐る恐る「イヌァンサンへはどう行けばよいのですか?」と尋ねると、暫く行くと小さな公園があるのでその横を山へ向かって登れば行けるとのこと。この時、私の服装はジーパンにTシャツ&スニーカーという街歩きの格好でした。
山を登ると、ソウル近郊の山にある花崗岩が風化されて細かい砂のようになった滑り易い路が続きます。
それも結構急な斜面で、途中には太いロープが渡されてある岩場もあったりして、ジーパンではとても辛くて死にそうでした。40分くらい登ったでしょうか、最後の斜面を登ると人の声が聞こえてきました。そして、城郭跡らしき石垣が見えます。
どうやらイヌァンサンの頂上近くに来てしまったようです。周りの景色は最高!
私の格好は皆のそれとは違っていたので、皆さんの視線を集めることに・・・^^;
これがイヌァンサン頂上付近からの眺めです。
↓頂上からハンガン方面を眺めると
↓ソウルアングク方面の眺め
↓キョンボックンを望遠レンズで捉えてみました。
↓イヌァンサンから下へ続く城郭
↓北岳山に続く城郭
↓北韓山方面の風景
ソウルではあちらこちらで歴史建造物の修復や復元が行なわれています。このソウル城郭もその一つです。次の写真は城郭を修理しているものです。白く新しい石が積まれています。
すごい急斜面での工事です。見ていて怖くなる程です。
↓ この写真ですが左側の色が黒っぽい石垣が分かりますでしょうか?右の白い石垣が修復されている石垣。色の黒い石垣が、当時造られた石垣です。
下山途中に天然の湧水がありました。「仁王泉」という名前がついていました。生温かくて何となくいや~な感じがしましたが、まあ大丈夫だろうと思い、呑んでみました。可もなく不可もなくという・・・普通の湧水。日本の山で飲む湧水はとても冷たくて「美味しい!!!」と感じますが、ここのは生温かくて「ウマイ!」という感じではないな。咽喉がカラカラだったから飲んだけれど、そうでなかったら飲まなかっただろう。
久しぶりに疲れました。勉強では毎日頭が疲れていますが、身体全体が疲れると言うことがあまりないので、こういう疲れもたまには必要だと感じます。
でもこの「ロンプラ」の記事がちょっと古く、書いてある路が見当たりません。周りの風景も一変しており、大きなアパートが乱立しています。仕方がないのでまずはシャーマニズムの聖地の象徴「国師堂(ククサダン)」を目指します。急な坂を秋の陽ざしを受けて上ります。結構な運動量です。でも、後に控える大変なことに比べれば・・・何でもないレベルなんです。
↓この国師堂は、もともとはナムサンに建てられたそうですが、日本の統治時代に取り壊されたものを、シャーマニスト達が密かに仁旺山(イヌァンサン)に再建したのだそうです。
私が訪れた時、写真の右側に一人の男性が熱心に祈りをささげていました。この地区には祈祷をする家と言うか寺と言うかそういう建物が多く、何人かの祈祷師らしき人が祈祷をしている恐ろしく怖い声を耳にしました。ここは韓国におけるシャーマニズムの聖地なのです。
ただ、最近は周囲の環境が大きく変わり、アパートや公園などが立てられたことで廃墟と化した祈祷師たちの家をたくさん見ました。時代の移り変わりを感じざるを得ません。
この国師堂からほど近いところには「ソンバウィ」と呼ばれる人間の形に見える大きな岩があります。そこへ行くと二人の女性が一心不乱に祈っています。ここは男の子を授かりたい母親が祈願しに来るそうです。
さて、ここからが悲惨な目に逢ったことをお話します。ロンプラではソンバウィを廻り込むように路があって、それを辿るとソウル城郭へと向かうよう書かれていました。でも、途中まで行ったら路が・・・なくなっている。
でもよく見たら踏み跡のようなものが見えるので、それを頼りに山の中へ入って行きました。8月末にソウルを襲った台風の影響で、大きな気が何本も倒れているので歩きにくいのです。
しばらく歩くと、突然廃屋にぶつかりました。周りの風景からするとイヌァンサンの裏側に来てしまったようです。
周りには店もないし人もいないし途方に暮れていたら、山の方から人が下りてくるのが見えました。恐る恐る「イヌァンサンへはどう行けばよいのですか?」と尋ねると、暫く行くと小さな公園があるのでその横を山へ向かって登れば行けるとのこと。この時、私の服装はジーパンにTシャツ&スニーカーという街歩きの格好でした。
山を登ると、ソウル近郊の山にある花崗岩が風化されて細かい砂のようになった滑り易い路が続きます。
それも結構急な斜面で、途中には太いロープが渡されてある岩場もあったりして、ジーパンではとても辛くて死にそうでした。40分くらい登ったでしょうか、最後の斜面を登ると人の声が聞こえてきました。そして、城郭跡らしき石垣が見えます。
どうやらイヌァンサンの頂上近くに来てしまったようです。周りの景色は最高!
私の格好は皆のそれとは違っていたので、皆さんの視線を集めることに・・・^^;
これがイヌァンサン頂上付近からの眺めです。
↓頂上からハンガン方面を眺めると
↓ソウルアングク方面の眺め
↓キョンボックンを望遠レンズで捉えてみました。
↓イヌァンサンから下へ続く城郭
↓北岳山に続く城郭
↓北韓山方面の風景
ソウルではあちらこちらで歴史建造物の修復や復元が行なわれています。このソウル城郭もその一つです。次の写真は城郭を修理しているものです。白く新しい石が積まれています。
すごい急斜面での工事です。見ていて怖くなる程です。
↓ この写真ですが左側の色が黒っぽい石垣が分かりますでしょうか?右の白い石垣が修復されている石垣。色の黒い石垣が、当時造られた石垣です。
下山途中に天然の湧水がありました。「仁王泉」という名前がついていました。生温かくて何となくいや~な感じがしましたが、まあ大丈夫だろうと思い、呑んでみました。可もなく不可もなくという・・・普通の湧水。日本の山で飲む湧水はとても冷たくて「美味しい!!!」と感じますが、ここのは生温かくて「ウマイ!」という感じではないな。咽喉がカラカラだったから飲んだけれど、そうでなかったら飲まなかっただろう。
久しぶりに疲れました。勉強では毎日頭が疲れていますが、身体全体が疲れると言うことがあまりないので、こういう疲れもたまには必要だと感じます。
いい眺めですね~。
山には登れないので、ソウルタワーに上ろうかな。
来月ソウルに行く予定です♪
ソウルタワーは明洞から歩いて行けるんですよね?
by kaotan (2010-10-12 23:24)
おはようございます。
素晴らしい眺めでした。遠くはインチョンまで見えたし、北韓山はすぐ近くに見えたし、城郭はすぐ近くで見ることが出来たし。
来月訪韓ですか?紅葉のシーズンですから、観光客は多いでしょうね。
私の妻とその仲間御一行様が、やはり来月韓国に来ます。私はガイド役を仰せつかり、今からネットで情報収集に余念がありません^^;
ソウルタワーは歩き+ロープウェイでも行けますが、模範タクシーなら直接タワーまでアクセスOKだそうです。ロープウェイ往復の金額を考えれば、複数人乗ればタクシー料金と変わらないと思われます。
楽しい旅を!
by sarahe (2010-10-13 09:28)
こんにちは~^^
ああ、ここがもしかして北村で「登ったとこ」とおっしゃっていた場所ですか?
そういえば以前五反田に勤めていた時、事務所が12階だったのですが、よく晴れた日にはふだん見えない周りの山々がはっきりと姿を現し、「東京ってこんなに山に囲まれているんだ」と驚いたことがありますが、ソウルはもっと近くに山を感じますね。
私が必死で地図の四隅を探した南山が中心にあったことには驚きでしたけど(笑)
by maki (2010-10-15 14:59)
makiさん、こんばんは。そうです、북촌を歩いていて高いところから見たあの山です。標高348mと小高い丘の感じですが、ソウルの盆地の底から登るためか結構疲れます。それと滑り易い風化した花崗岩の路が原因で、歩き難いのなんのって・・・^^;
山に登ってみると、ソウルは三方を山に囲まれた盆地であることが良く分かります。西側だけがハンガンとそれに続く西海に面しています。
makiさんの方向音痴は相当なものだと思います。次回の訪韓時には、3Dの地図などを持ってこられますように^^
by sarahe (2010-10-15 18:45)