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ぺ・ヨンジュン씨 「한국의 아름다움을 찾아떠난 여행」を買う [読書]

この本が出版されてからかなり経つと思いますが、昨日やっとカンファムンにあるキョボムンゴで買ってきました。
18,000ウォンでした。

一般書籍のある辺りで一生懸命探したのですが無く、店員に聞いてやっと見つけることが出来ました。「写真集」扱いとなっているようで、それがある辺りに積まれていました。

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目次はこんな感じです。

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彼が自身で書いた文章なのでしょうね、すごく読みやすい文章だなと言うのが、まだ10ページくらいしか読んでいませんが実感です。
学校で学んだ文法や単語が、あちらこちらに出てきて、「あっ、これだ!」とか「ふ~ん、文章になってみればこういう表現なんだ」とか思う所がたくさんあって、読み進むうちに勉強した復習にもなるような気がしてきました。

そして嬉しいことに、日本にいた時には少しの文章を読むにも辞書を何回も引いていたのが、3級を終え4級の勉強をする中で、確実に実力が上がっていることを実感できる・・・辞書を引く回数が極端に減ったのです。
これは嬉しかったな~。

この本に載っている写真の中で、ソウルの国立中央博物館を訪れているものがありました。私もここには留学して1ヶ月くらい経った頃に行きましたが、そこで見た展示物が写っているんですね^^
この本の冒頭に国立中央博物館館長の文章が載っていますが、ぺ・ヨンジュン씨のことを大層褒めています。博物館が果たすべき役割とともに書かれています。「へ~・・・」と感心しながら読んでいました。

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掲載されている写真の数々、これも彼が撮ったものが多いのでしょう。アングルと言うか被写体をどう選択するのか、そういう感性みたいなものも窺い知れる気がしました。


また、素顔の彼を見ることも出来ます。これは「도자기」という中に出てくる写真です。真剣な表情です。

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これは「김장」と言って、キムチを漬けることを意味する言葉です。彼はこれに挑戦しています。ただ単にやるのではなく、韓国の食文化の中心的な「キムチ」をきちんと理解し、そして先生からいろいろと指導いただいた後にキムチ漬けをやっているのです。
韓国では11月下旬から2月頃までに、1年間に食べるキムチを漬けるのです。大変な作業なので、最近の若い奥さまたちはこれをやらず、スーパーなどで出来あいのものを買ってくるようです。
日本で「糠床」を代々受け継ぐということが少なくなっていることに、何となく共通するものを感じました。
ぺ・ヨンジュン씨の子供のような笑顔^^

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これは日本に来た時のこと。岩手県の盛岡近くの漆を使った工芸家(たぶん有名な方)のところで指導を受けているところ。

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そして韓国の食文化から器の話。
お酒と風流・・・가양주(家醸酒・・・家で造った酒)とは、昔양반(両班)の家で行なわれた接待文化から発生したもの・・・
いろいろなことが、歴史を織り交ぜながら綴られており、読むと勉強になること請け合いだ。

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この本は日本で発売されているのでしょうね。日本語訳されて。

これはぺ・ヨンジュンファンだけでなく、韓国と言う国やその国の文化・歴史に関心のある方々にも、お薦めしたい本です。

たぶん、日本買えば大変高い価格となっている気がするのですが・・・
ソウルで買えば18,000ウォン(1,300円程度)なのです。ただ、韓国の他の物の値段と比較すると、やはり高いと言えると思います。
デジカルビやサムギョプサルをタラフク食べてもこの値段以下でしょう?


下宿のアジュンマに言わせると「saraheさん、これは高い。こういうのは買わないで、図書館で借りるに限るのよ」とのこと。
また日本のBOOK OFFのようなところに出回るようになってから買うのだそうです。
「アジュンマ 恐るべし」です。

ソウルはもうすっかり冬の装いになりました。
大学構内のイチョウは紅葉して散り、ギンナンもポトポトと落ちています。
昨日までは強い寒気が襲って最低気温が-1℃となりましたが、今日から少しずつ昼の温かさは戻るようです。
下宿のオンドルも学校のボイラーも入りました。

ではまた^^



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kaotan

この本、日本語版を韓国語サークルのヨン様ファンのおばさまが持っていらした
ような気がします。
ソウルの本屋さんで探してみようかな。
明洞あたりで本屋さんってどこにあるんでしょう?
by kaotan (2010-10-29 10:11) 

maki

持ってます^^;
この本に登場する全龍福先生の講演会に参加するチャンス(とゆーか、韓国語クラスの文化授業で行かされた^^;)があり、、
その時に「ふつう漆は近くを通っただけでも被れるというのに、ヨンジュン氏は大丈夫だったんですか?」という意地悪な質問をしました。
そしたら先生は「次の日がCMの撮影だったので、こちらも最大の注意を払ったので、スタッフの誰ひとりとして被れた人はいませんでした」とのお答え。
それってつまり、本漆ではなかったということですよね~◎_◎;
ヨン様ファンのオバサマだったら「ヨンジュンさんだから被れなかったのね ̄▽ ̄〃」(神業?)となるでしょう^^;
でも本漆ではなかったことを本人は知らされていたのかな?とちょっと疑問が残りました。

それにしても辞書なしでスラスラ読めてしまうなんて素晴しい成果ですね^^
私も読む練習になればと韓国版を買いましたが、思った以上に文章が多かったのでさっさと断念して日本語版も買いました(汗)
内容的(私の場合はあくまでもビジュアルで判断)ですが、とても良いですよね。
持っているだけで満足しちゃう。。
あと今本屋さんに並んでいるソ・ジソブの「소지섭의 실」もとても良いですよ~^^v
by maki (2010-10-29 14:19) 

sarahe

kaotanさん、ミョンドン辺りの書店ですか?ミョンドンにはあまり行くことが無いので良く分かりません。カンファムンのキョボムンゴまで歩いても大した距離ではないので、散歩がてら歩いて行かれたらどうですか?

ただ、400数ページあるので、お持ち帰りには重いかと・・・^^;

今日のソウルはさほど寒くはないです(勿論日中の話です。朝晩はやはり冷えます)
by sarahe (2010-10-29 16:05) 

sarahe

ははは・・・そういうことがあったのですか^^;
やはりそうですよね~本漆を初めて扱う人は、被れるものなのですね?
なんだ・・・ってな感じ^^; 手加減したらいけませんよね、手加減したら!

その道の大家といか第一人者にいろいろと指導いただきながらやってみる、そのなかで韓国固有の文化や中国・日本との係わりの中で育まれた文化、これらを理解していく・・・これがコンセプトなのに^^;
紛い物ではね・・・(シツコイですね^^;)

>辞書なしでスラスラ読めてしまう・・・

そこまでの実力はありませんよ^^;
辞書を引く回数が、極端に減ったということなんです。たぶん日本にいた時なら、1ページ読むのにそうですね~10回から20回くらいは辞書のお世話になっていたと思います。
それが数回辞書を引くだけで読めるようになってきました。勿論、難しい単語がいっぱい並んでいれば話は別です^^;
この本、400数ページありますよね。興味のあるところを拾い読みしていくだけでも、結構な時間が掛かりますね。
こちらにいる間に読めるかな?

日本語版も買われたのですか?高かったでしょう?
日本語訳はどんな感じですか?
違和感ないですか?

私もビジュアル的にも好きな本です。

そう、私もね、この本と併せてジソプの写真集を買ってしまいました^^
19,800ウォンでした(1340円)
こちらはサンプルだけ見て買いました。ので、まだビニールのカバーに包まれたまま、書棚に「保管」されています^^;

昨日の晩にね、アジュンマと面白い話をしたので、後ほど記事アップしますね!
by sarahe (2010-10-29 16:23) 

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