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下宿のアジュンマと大いに語る [留学]

ぺ・ヨンジュンさんの書いた本の話から始まり、いろいろなところへ話が飛んで・・・1時間にわたる下宿のアジュンマとの話しが、昨晩の夕食の後にありました。

最初はね、「日本のアジュンマ達はどうしてぺ・ヨンジュンが好きなのかしらね?どうしても理解できないのよね」というアジュンマの独り言からスタートしました。

「あの優しい顔と性格、そして声が何とも言えないのでしょう。冬のソナタのチュンサンそのものなんですよ、たぶん」とsarahe。
saraheはまだまだ語彙が貧弱なのです。特に形容詞や副詞がネックです^^;
名詞や動詞は何とか出てくることが多いのですが・・・ですから、言いたいことの半分も伝えられないモドカシサと常に闘っているんです、会話の時は。。。

アジュンマ「それが信じられないのよ!saraheさん、韓国の女性はどのような男性を好むか、知ってる?」
sarahe「う~ん。(単語が出てこないので、時間を稼いでいます)やはり、優しくて女性を大切に思ってくれる人が好きなのでしょう?」
アジュンマ(素っ頓狂な声で)「何言ってるのよ!韓国の女性はね、強くて男らしい男性を好むのよ!!!」
sarahe「・・・」
アジュンマ「いい、saraheさんは俳優だとどんな人が強くて男らしい、女性に好まれる人だと思う?」
sarahe「・・・(女優ならいくらか知っているけれど、男優はね~)あっ、イ・ビョンホンはどうですか?」
アジュンマ「イ・ビョンホンね・・・まあまあね。他には?」
sarahe「クォン・サンウなんてどうですか?」
アジュンマ「彼はね、結婚するまではよかったのよ。でも、結婚してからは人気がガタ減りなのよ。」
sarahe「では、ソン・ガンホは?(と言ってから、シマッタと思ったがあとの祭り)」
アジュンマ「ガハハハハ・・・彼はね、性格俳優(韓国でもこの単語があるんだ~)。演技は上手だけれど、モテルというタイプではないのよ」
sarahe(もう俳優の名前が出てこない・・・ギブアップ)「ぺ・ヨンジュンさんはあの優しさ、こころの広さ(包容力とう単語が出てこない)がいいんですよ。彼が強くて男らしい役をやるなんて・・・合わない(ミスマッチが出ない)でしょう?」
アジュンマ「そりゃそうよ。彼にはそのような役は不似合いよ」

ここで水入りにしたかったsaraheなんですが、この後も違うテーマで話しが続く。

sarahe「今年のキムジャン(キムチを漬けること)は、いつ頃から始めるのですか?」
アジュンマ「そうね~11月20日過ぎ頃からかな・・・」
sarahe「どのくらいの量を漬けるのですか?」
アジュンマ「今はぺチュ(白菜)100個くらい。昔はね、最低でも180個は漬けていたのよ。普通は200個~230個くらい。もう大変な作業なの」
sarahe「大変興味があるので、キムジャンを見せてもらっていいですか?少しはやってもみたいのです」
アジュンマ「それはいいけれど・・・写真も撮るの?」
sarahe「ええ、そうしたいと思っています」
アジュンマ(ここでも素っ頓狂な声で)「ガハハハハ・・・嫌だよ、写真に撮られるなんて・・・」
sarahe(アジュンマの顔を撮るわけではないのに・・・恥ずかしがってる^^;)
アジュンマ「上手に撮ってよ!」
sarahe「はい。」
アジュンマ「最近の若い子たちはね、キムチを昔ほど食べなくなったのよ。というか、ご飯食が普通だったのに、朝はトーストにコーヒー、昼はラーメンとかが若い子は好きなのよ。だから、キムジャンで使うぺチュの量も減って来ているのよ。私の娘もそうなの。朝はパンと牛乳。ご飯食べなさいと言うのだかれど、朝からご飯はちょっとお腹に重いようなのよね」
sarahe「日本でも同じですよ。朝はパン食が多くなり、ご飯とみそ汁というスタイルが変わりました。ですから、お米を作る量も減り、農家は大変苦しいのです」
アジュンマ「そうでしょう。そしてね、若いママさん達はキムジャンが大変な作業なので、最近はスーパーマーケットから買ってくるようなの。自分たちが食べる量だけ買って来て、キムチ専用冷蔵庫に保管しておくの」
sarahe「そうなんですか(もう相当苦しくなってきている・・・ボキャブラリーの限界に近い)」


ここで終わるかな~と思っていたら、最後のノックが始まったようで・・・
アジュンマ「saraheさん、韓国では真鍮(鉄と言ったような気がします)のチョプシでしょう?昔私が子供の頃はね、これを毎日洗わせられたのよ。そして家族は大家族でしょう、両親、トンセン、ハラボジ・ハルモニ・サムチュン・イモ・コモ・チョカ・・・。だから食器も大量なの。それを洗うのよ。そして、洗剤なんてまだ無かったのよ、その頃は。何で洗っていたと思う?」
sarahe「・・・砂ですか?」
アジュンマ「近いけれど違う。キワって言うの。分かる?」
sarahe「分かりません。何ですか?」
アジュンマ「キワというのはね、瓦(と言ってぺ・ヨンジュンの書いた本を私の手から奪い取ると、ペラペラとめくって昔の家の写真を見せ、瓦を指さす)なの」
sarahe「えっ、瓦で洗うのですか?」
アジュンマ「いや瓦を細かく砕いて粉にして、それを使って研くの」
sarahe「(これは知らなかった・・・)へ~ぇ・・・鉄(私は鉄しか知らない・・・真鍮なんて知らない)だから研けるんですね」
アジュンマ「そう。スッカラもチョッカラもみんな。」

もう終わりにしたい・・・そっと椅子をかたずけようと席を立つ・・・
アジュンマ「もうこんな時間。アラアラ・・・」
sarahe「ありがとうございました」


もう頭は痛くなるし肩も凝る。一生懸命聞こうとするから身体に力が入る。
言いたいことが言えない、単語が出てこない・・・頭の中心が痛くなります。

でもね、こんなに長い時間アジュンマと話をしたことはなかったんです。
下宿してから4ヵ月半経ちますが、せいぜい10分とか15分とかですね。
1時間という長時間の会話は、アジュンマが初めて。学校でも一人の人と1時間もの間話すなんてないことだし。
アジュンマもsaraheの教育のことも考えてくれたのだと思います。

「ぺ・ヨンジュン」・・・この言葉・・・いろいろと勉強させてくれる。
今度はどんなテーマで話しをしてくれるのだろうか?
下宿生とはこんなテーマでは話しできないし、やはりサッカーや野球、浅田真央・・・
すこし真面目なところでは、日本の会社の仕事環境のこと(勤務時間、残業、休み)、結婚のこと、教育のことなど。ある特定の会社について教えてほしいというリクエストを受けることもあります。
外部情報だけの皆が知っている内容ですが、彼らには新鮮な話しらしくて・・・少し気取って話ししたり^^;

こらから夕食です。いい匂いがしてきます。私の部屋のすぐ隣がキッチンなので、匂いや音が嫌でも入ってきます。今日は何だろう・・・テンジャンの匂いがします。

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maki

ジソブの本も買われたんですね^^
きっと本屋さんからは芸能好きな人と思われたことでしょう(笑)

実は日本語版も途中までしか読んでいないのです。
でも翻訳をされたのが根本理恵さんなのでとても良いとう話は聞いていますよ^^

ヨン様、どうしてあんなに人気があるんでしょうね。
でも下宿のアジュンマの話もよく分かります。
韓国人の女性は強くて男らしい男性を好む、、。
ヨン様ファンの女性は年配の方が多いから、やはり自分の子供のような気持ちで見てしまう方、もしくはご自分の初恋を思い出してる方が多いのかもしれませんね。
でも若い女性は最近の日本の草食男子では飽き足りなくなって来ているからモムチャンの韓国人俳優に憧れるのでは?
その違いなども呉善花さんの本を紐解くと思い当たるフシがあります。

アジュンマ、いい方ですね^^
こちらが言葉が不自由だとつい相手に悪いと思って会話も遠慮勝ちになってしまいますが、後から考えるともっとあの時にちゃんと食い下がっておけばもっと身になったのに、、と思うことがよくあります。
会話は日本ではほとんど出来ませんから、このチャンスを逃さず、辞書を引き引きでも絵を描いてでも頑張って自分のものにしてくださいね^^
by maki (2010-10-30 14:29) 

collet

おっもしろい~~(~o~)(~o~)
これこそ活きた韓国語の勉強ですね!

ところで、わたしも下宿のアジュンマ同様に彼の人気ぶりが理解できない一人です。
まあ、男性としても自分の好みではないので当たり前でしょうが・・・

それにしても、韓国女性が好む男性のタイプが強くて男らしいというのも?ですね。
それはもしかして、アジュンマ世代だけなのでは?
だって~今、韓国でも人気がある人なんて、細身で女性っぽくないですか?
あっ、男優には興味ないからご存じない??
by collet (2010-10-30 15:08) 

sarahe

たぶん書店のお兄さんには、そう思われたでしょうね~変な発音をする外国人(日本人だって分かりますよね)・・・ヨンジュンといいジソプといいミーハーでやんのㅋㅋㅋㅋㅋなんてね^^;
日本語訳は根本理恵さんなんですね。それでは大丈夫ですよね、あの映画の字幕を担当されている方ですよね?

日本のアジュンマからすれば、子供のようなあるいは淡い初恋の彼のような・・・そんな存在?makiさんもcolletさんもnunaさんも、ヨンジュンさんのファンでなくて良かった^^;

アジュンマは本当に良い人だと思います。お世話焼きですけれど、気にしてくれているんですね。下宿生にも自分の子供のように接しているし、下宿生は母親のように思っているだろうし。
3月に帰るまでの間、まだまだいろいろと話をしてくれるだろうし、私からも話し掛けるようにするつもりです。
下宿代に韓国語会話授業料を含めて払わないといけないかな^^;
辛いんですけれど、本当は。身体と脳みそがクタクタになるんです。会社に入社して暫く経った頃、英会話教室に入れと上司から指示が出て、週1回の教室に通ったのですが(社内講座です)、その時も苦しかったですよ。若くて綺麗な女性でしたが、話すのに精一杯でそんなことどうでもいい・・・そんな気持ちでした。もっと頑張って会話の勉強しておけばよかったと、後になって思います。ハイ。

by sarahe (2010-10-30 23:47) 

sarahe

taeさん、こんばんは。先ほどそちらにお伺いしました。
現在留学中とのこと。お互い頑張りましょうね!
by sarahe (2010-10-30 23:49) 

sarahe

colletさん、こんばんは。別宅へお邪魔しました^^新築のお宅はいいですね~旅ブログ専門ですね!

colletさんが書かれたことですが、どうも今ひとつ分からなくてね・・・強くて男らしい男性が好まれる⇒アジュンマ世代だから?
でもね、韓国では太った男性を見ることがあまりないんですよ、若い人は。これって細身=ナヨナヨだと思うと違うんですよね。韓国では徴兵制度があるでしょう。皆さん、大体が大学を休学して入隊するらしいのです。当然軍隊では厳しい訓練が続き、身体も鍛えられているんですね。精神的にもタフですし・・・。
ですから、外見だけでの男らしさではないような気がするんですよね・・・
今度アジュンマに再戦を申し込みますね^^

生きた韓国語会話・・・そうです。無料の会話教室です^^
今朝の朝食事は、来年3月から日本の大学に留学する下宿生と話しをしていました。1年間の予定だそうです。私が3月に日本に帰るので、学校が休みの期間に会いましょうと約束しました。
愛媛県の松山大学(国立の愛媛大ではないらしいです)経営学部?だったと思います。
さすがに四国までは簡単に行けませんので、夏休みとかに横浜へ来いよって言ったら、是非是非って。可愛いですね^^




by sarahe (2010-10-31 00:01) 

kaotan

韓国語サークルのヨン様ファンのアジュンマ(というよりハルモニ)に
ヨン様のどこが好きなのか聞いてみました。
一言で言えばやさしいから。
男性特にご主人に優しい言葉をひとつもかけられたことがない、のだそうです。ヨン様がテレビか雑誌かわかりませんが、
相手の女性に職業を聞いて
「主婦です」と答えると「毎日たいへんですね」と
おっしゃったそうでございます。
その言葉にいたく感動なさったとか。
男性にしいたげられてきたハルモニの人生が垣間見えますねぇ。
そうそう、ヨン様の本、日本では2800円でした!
by kaotan (2010-10-31 12:49) 

sarahe

ㅋㅋㅋㅋㅋ笑えますね^^
「男性に虐げられてきた反動」ですか・・・怖っ!
やはり「やさしさ」がキーワードなんです、ヨン様ファンには。。。

日本版は2,800円
韓国版は18,000ウォン(1,300円)

日本語訳は韓国映画の日本語字幕をされている「根本理恵」さんとのこと、
かなりな翻訳料が・・・(羨ましい)
それとヨン様にも・・・羨ましい

16万部が完売となったようで、日本では日本語版を手に入れることは、至難の業と言うことらしいです。
プレミアがついたのかな~

by sarahe (2010-10-31 21:42) 

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