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ネパール14日間 一人旅 ⑥ [ネパール旅行]

今回はカトマンズから数キロ離れた「スワヤンブナート」と呼ばれる所を紹介します。
ここは世界遺産にも登録されています。別名「モンキーテンプル」。

ホテルを出てからカンティパトという大きな路沿いにある「ラニ・ポカリ(女王の池)」に向かいました。
素敵なシバ寺院が池のなかにあります。
1667年、プラタップ・マッラ王により、息子の死で悲嘆に暮れている女王を慰めるために造られたとか。

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そしてまたダルバール広場へ戻り、ハトと牛と世界遺産の寺院群を写真に収めて・・・

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さて、スワヤンブナートまでは歩いても行けるのですが、少し疲れていることもありリクシャーで行くことにしました。あんちゃんと例のごとく価格交渉。

カトマンズよりの東側階段を上ると、階段には飢えや病気で衰弱している幼い子を抱えた母親が座っています。
そして、声にもならないようなうめき声を出し、ブリキの皿や缶を差しだしてお金をねだります。
どう対応したら良いのか・・・ この親子にあげれば、この先にいる10数人の人達にもあげなければいけないし・・・でも、見ぬふりも出来ないし・・・

結局、リクシャーのあんちゃんが言ってくれました。「こころだけでもいいのです」と。
財布を懐にしまい、再び階段を上がることにしました。

そして飛び込んできたのがこの景色!!!!!

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この仏塔(ストゥーパ)の大きさ、素晴らしさに圧倒される。
このストゥーパの「眼」に射殺されるような感じを受けます。
この「眼は」ブッダの眼。四方に描かれており、カトマンズ盆地を見つめている。「疑問符」のように見える「鼻」は、ネパール語の数字の1を現わし、これは「調和」という意味なのだそうだ。
2つの眼の上には、もうひとつ目が描かれている、これはブッダの眼力を現わすシンボルです。

これも素晴らしい寺院。そして幾つもの小さな仏塔が並んでいました。

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一つ丘を越えた所から撮ったストゥーパ

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ここからカトマンズ盆地が見渡せました。そして・・・チラリと見えるヒマラヤの峰。
しばし言葉もなく・・・見惚れていました。

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次回も世界遺産シリーズです

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maki

上海でも貧しい母子に小銭をくれとせがまれました。
でも実はその親子は借り物で、裏には組織があり、いくらお金を貰って来ても上の人間に巻き上げられてしまうのだとか。
しかもお財布を出したとたんに、他からもわらわらとお金を貰いに人が寄って来ると聞いて恐ろしくなりました。
ここの貧しい人たちはそんなことはないのかもしれませんが、そういう情報を聞いてしまうと、どうしても裏読みしてしまいます。
施しするのも難しい・・・。

伊勢で聞いた話では、参道の木々を深くすることで、深閑とした暗い参道を通ってきた信者が、突然開けた場所にある本殿に行き着いたときに、その光と共に恩恵を感じるのだとか。
この神殿が高台に位置するとのことで、ふとその話を思い出しました。
by maki (2010-12-18 15:10) 

collet

ラニ・ポカリ、タージマハールのように美しいですね。
ところで、別名「モンキーテンプル」とはお猿さんが多いのかしら?

物乞いの人たち、我々の普段の生活では馴染みがないもので、
本当に対処に困りますね・・・
わたしも何度か経験してますが、
↑makiちゃんが言うようなこともありますし、
ましてや、そんなに多くだと余計ですね・・・(;一_一)
by collet (2010-12-20 11:37) 

sarahe

★Sanchaiさん、niceありがとうございます。
by sarahe (2010-12-20 16:36) 

sarahe

★とみっちさん、niceありがとうございます。
by sarahe (2010-12-20 16:37) 

sarahe

★makiさん、上海でもこのような光景を目にしたのですか?
私たちが新婚旅行で上海に行った1982年、中国はとても貧しい国の一つでしたが、このような光景は田舎へ行っても見ることはなったのに・・・

これも鄧小平以降、資本主義の考え方も取り入れながら経済活動を進めてきた弊害でしょうか?貧富の差が、極端になっている感じがします。

makiさんが言うように「裏読み」しなければならないのも、何だか悲しいですよね・・・
私が見た人達も、実際はどうだか分かりませんものね。
アフリカで良く見るような痩せこけている小さな赤ん坊、これから段々と寒くなるのに・・・寝る場所も食べるものも無くてどうするのか。

財布を懐にしまった後は、彼らを見ないようにして、階段を上がりました。

後味は悪かったですね・・・今でも^^;

昔このストゥーパを造った人達は、どのように考えて造ったのか。そう言う効果も予め狙って造ったのでしょうね。ここから見るカトマンズ盆地やヒマラヤの峰は、形容のしようがないほどのものでした。
アンナプルナ連峰が見えた時の感慨は、ここの景色など比ではありませんでしたが^^
by sarahe (2010-12-20 16:51) 

sarahe

★colletさんもラニ・ポカリとタージ・マハ-ルが似ていると感じられましたか?私もそのように感じました。本当に美しかったです。
別名「モンキーテンプル」と呼ばれるのは、その通りです。猿が多いのです。私は階段の上でイチゴ(この時期にイチゴが売られているんです)を買って食べていましたが、猿の攻撃を受けるから止めてくださいとリクシャーのあんちゃんに言われました。

街のスーパーでネパールのビール「エベレストビール」が、1缶125ルピー(150円)なのです。これを一晩に数缶飲むことを考えれば、1缶分を数人に分けて恵めばいいのかと考えもしましたが、なにせもの凄い数の物乞いでしたので・・・

韓国でも事故か朝鮮戦争でかあるいは先天性の障害か、身体が不自由な方が路上に寝そべり、お金を恵んでくれるようにしている姿を目にします。
日本でもたまに見ましたが・・・。
これらの場合には、時々お金をあげることがありました。これとどう違うのか、歳末助け合いとどう違うのかと考えると、確かにmakiさんが言われる不届きものもいるのでしょうが、自分の気持ちに整理がつかないでいます。


by sarahe (2010-12-20 17:07) 

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