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ヒマラヤの峰々に感激 ネパール14日間 一人旅 ⑧ [ネパール旅行]

さてさて、漸くヒマラヤの峰々を拝める日がやってきました。
カトマンズでは殆ど見えないのですが、カトマンズから30kmほど東や北東へ行くと、ヒマラヤを見ることが出来るところがあります。
有名なところとしては「ナガルコトット」があります。ここは観光地化されてしまっていると聞きました。外国人旅行者達が観光バスで訪れ、日帰りして行くとか。

(誰かさんに似て)少しアマノジャクなsaraheはナガルコットには行かず、ネワール族が住んでいる小さな町「ドゥリケル」へ向かいました。
カトマンズから東に32km行ったところに「ドゥリケル」の町はあります。

カトマンズ シティーバスターミナルへ8時頃到着したのはいいのですが、「ドゥリケル」に行くバスがどこから出ているのか全く分かりません。例のごとく小奇麗な服を着た青年に聞きました。青年は1台のオンボロバスを指さしました。
客引きの少年がsaraheを見てこのバスだと言っているような気がするのですが・・・彼は英語が分からない^^;
運転手に地図を見せてここに行くかと尋ねて漸く確認できました。
どうやら終点らしいので、一番後ろの席に座りました。これがとんでもないことになるのです・・・・・

バスステーションには行き先表示や案内はないし、時刻表などは勿論ないのです。バスに乗り込んだは良いのですが、何時に出発するのか分かりません。乗客が集まり次第ということだそうです。(帰ってホテルのフロントの女性に聞きました)

30分程過ぎた頃座席の半分くらいが埋まりました。ここで漸くバスは動きだしましたが、すぐにまた少年がバスを1回叩くのです。「止まれ」の合図です。数人が乗り込んで来ました。これを数回繰り返し、やっとターミナルを出たのです。
ドゥリケルまでは2時間ちょっと掛かります(32kmなのに・・・)

道路は幹線道路なのですが、途中何か所も舗装工事がされていたり、未舗装の所も何箇所かあって大変でした。最後尾の座席に座ったことを後悔したのは、バスが大きくバウンドしたり振動が激しく、気持ちが悪くなるほどだったからです。
カトマンズ盆地の縁に当たる峠を越えてゆきます。
11時前にやっとドゥリケルに到着です。
ヒマラヤを見る為には、更に40分ほど山道を登らねばなりませんでした。天候は晴れ。気温は17度位でした。
カメラを登山のザックに入れて、ミネラルウォーター2L+クッキー、手帳・地図・三脚・・・・結構な荷物です。汗が出てくるほど^^;

道端で編み物をしている女性発見。
その後ろにはショールを頭から被って寝ている女性の姿が・・・

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学校の前を通ったのですが、休み時間なのか学校の前にあるテント張りの駄菓子屋さん?かな、ここに掛け込んできてお菓子を買う学生たちを撮りました^^

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山道の脇にあったレリーフ。。。
このようなものが、いたるところにあります。

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そして・・・そして・・・ようやく見通しのきくところへ出ました。
山の方は少しガスが出ているのか、少しボンヤリとした感じ。

最初はこんな感じで見えたのです。感激感激!!!!!!

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時間が経てばガスははれてくるかもしれないと思い、付近を散策しました。

こんな大きなブッダの像がありました。ヒマラヤを見ているようでした。

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そうして12時半頃でしたか、ようやく見通しが良くなってきて・・・

この景色は如何でしょうか???

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山の特定はできませんでしたが、ここから見える山はランタン・リルン(7246m)、ドルジェ・ラクパ(6966m)、巨大な塊のように見えるガウリ・シャンカール(7145m)、メルンツェ(7181m)などなど・・・。

少し望遠レンズで寄ってみます。

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どうでしょうか?
このヒマラヤの峰々・・・
もう時間を忘れて夢中でシャッターを切っていました。三脚を持って行ったのですが地面がデコボコで・・・望遠で撮ったこともありブレ気味です。

初めてみるヒマラヤの峰々。感動して言葉がありません。。。。。。
このドゥリケルの人々は、毎日この山々を見て暮しているんですね~
1旅行者だからそう気楽に言えるのであって、ここの厳しい環境で暮らしている人にとっては、大きな意味を持たないかもしれませんね。

そういう町の姿も写真に収めました。

ここら辺りでは山の上まで段々畑が作られています。

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そして土地は痩せており、saraheが見たのは「蕎麦」でしょうか・・・綺麗なネワールの女性が、蕎麦を刈っていました。
「ナマステ」と言って両手を胸の前で合わせて挨拶をしました。写真を撮ってもいいですかとポーズで表わしたところ、OKらしいいのでシャッターを切りました。
この段々畑のすぐ下に、彼女が住んでいる家がありました。土壁で作られた簡単な家でした。
何とも言えない気持ちになってね~

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旅はいろいろと考えさせられることが多く、マンネンリ化している日常を活性化させるきっかけになります。

次はこの町で見つけた花たち^^

これは「サクラ」だと思うのですが・・・・・・

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これは何という花なのでしょうか?

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そしてこの日は日曜日。町では結婚式が行なわれていました。
家の前では赤い服を着た楽団のメンバーが、お祝いの曲でしょうか、演奏していました。

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そしてアルコールが入った人なのか、陽気に音楽に合わせて踊る人。

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周りにはお祝いに駆け付けた人や近所の人達が集まっていました。

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結婚式が行なわれている家の壁にはこんなものが・・・

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家々の窓や屋上からも・・・^^

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素晴らしいヒマラヤの峰々を見せてくれたドゥリケルの町。
この町を離れる前に、食事をしました。
食事が出来るお店は数軒のみ。
えいやっ・・・と入ったのはこのお店^^

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食べたのはこれ^^
チョーメンに似たものでしたが、バフ(水牛)の肉入りで味はまずまずでした。
でも、バフの肉は固く、噛んでも軟らかくならなくて大変でした^^;

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次回はバクタプルという世界遺産の街を訪れます。


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コメント 6

とみっち

こんばんは^^
いつも楽しく見させて頂いています♪
ひとり旅だからでしょうか、普通の観光旅行では見られないような
一歩踏み込んだ感じの写真が多いなぁって気がします。
ヒマラヤの山々を見る機会なんて一生に一度見れるか見れないかぐらいだと思うのでほんとすごいなぁと思います。
次回もまた楽しみにしていますね^^
by とみっち (2010-12-23 22:28) 

maki

私だったらそのバスを見ただけで断念していますね、きっと^^;
または途中で死んでドロップアウトか・・・

でもsaraheさんは苦労して行った甲斐がありましたね~
こんなにも空が近い街なんて、そうそう行かれるものではありませんもの。
とみっちさんも書かれていますが、、、たぶん一生に一度ある人の方が少ない気がします。
確かに感動モノですねぇ、、これは ̄ー ̄〃

by maki (2010-12-24 11:40) 

sarahe

★とみっちさん、こんにちは。コメントいただきありがとうございます。
今一人で留学生活をしているので、このような贅沢な時間の使い方が出来るのだと思っています。この旅をするにあたりある女性が迷っている私の背中を押してくれたこと、妻が不機嫌ながらも了解してくれたこと、これらがなければ実現しなかった旅でした。

私はどうも団体生活が苦手な人間のようで、一人旅が好きで仕方がありません。韓国に留学する前に5回旅行しましたが、4回が一人旅でした。
そして代表的な観光地は外せませんが、それよりも旅行者が普段行かないような所へ行くことが好きです。嫌なこと危険なこともありましたが、それも振り返ればよい思い出として記憶のなかに残っています。

とみっちさんのように、1枚の写真で自分の感性を全て現わせると言う技術がありませんので、何枚も羅列しなければなりません^^;

ヒマラヤを見たいとずっと思っていました。何十年越しの夢になるんでしょうか・・・・・・
素晴らしくて、言葉もありませんでした。

by sarahe (2010-12-24 13:48) 

sarahe

★makiさんだったら、ネパールのバスに乗るのは難しいだろうと思います。韓国のバス運転手の運転が荒いのと同じですが、さらに道路事情が最悪ですからね、これは堪りません^^;

実はソウルに帰って来てから数日後、左わき腹がもの凄く痛み出してね。ただの腹痛ではないとすぐに思いました。そしてその痛む箇所が移動してくるのです。これですぐにピンときました。

私の左の腎臓には、手術したにもかかわらず、未だに5mm~7mmの結石が5個あります。そのうちの1つがバスの振動などで、腎臓から尿管へ移動したのだろうと推測できました。翌日、授業がありましたが、強烈な痛みの為にトイレに駆け込みましたら、血尿とともに「結石」が出て来ました。そして、組織の一部も・・・^^;

ドゥリケルの町はカトマンズと違って観光地ではないので、落ち着いて自分だけの時間を過ごすことが出来ました。
空はどこまでも青く、7000m~8000mのヒマラヤの山々をまじかに見て、本当に幸せでした。

ポカラの町ではもっと近くに8000mの山並みを見ることが出来ました。
数回後にはアップできます^^
by sarahe (2010-12-24 14:04) 

collet

山道脇のレリーフを見て、ふと道祖神を思い出したけど、
至る所にあるということは同じ様なものかしらね?
ヒマラヤの山々、無事に見れて良かったですね!
きっとその場で見たらわたしも声も出ず、ただ見入ってしまうでしょう・・・
ちなみに、この山を見たいがためだけに出掛けた姉もそう言ってましたよ。

ところで、綺麗なお花ですが・・・
さくらに似たのはアーモンドの花かもしれませんね。
モロッコのカスバ街道で咲いてるのを見ましたが、
確か原産地はアジア西南部だと聞きました。
そしてその下の赤いのはクリスマスでお馴染のポインセチアですね。
今年のお正月に奄美大島で全く同じのを見たのですが、
普段我々が見慣れてるのとは違い、大きくて驚きました~
そして、その下のはブーゲンビリアですね。
それにしても、こんなに多種類の花が咲いてるとは!驚きです~(@_@;)

それからわたしの1番の夢は青海チベット鉄道に乗ってラサに行くことです。
ただ、おっしゃるように今は無理ですね。
それでブータンにと考えましたが、そちらも時間と費用の問題があり・・・
どちらにしても、いつかきっと!と、
リタイア後の楽しみにしています~(^^♪
by collet (2010-12-24 16:17) 

sarahe

colletさん、おはようございます。
イブ、そしてクリスマス当日のソウルは強烈な寒さです。-14℃が続きます^^; 午後からスウォンへ行って来ます。韓国語の先生の実家にお邪魔してきます^^

いたるところにあるレリーフですが、私が登った路は「ナモブッダ」という仏教徒にとっては「聖地」にあたるところへ通ずる路だったのです。ですから、レリーフがいたるところにあったのだろうと思われます。

ヒマラヤを見る為にカトマンズから約3時間半かけて来ましたが、それだけの時間をかけてでも見る価値のある「景色」でした^^
お姉さまもこの景色を同じような思いでご覧になられたのでしょうね。

この時の気温は17℃程度ありました。私も驚いたのですが、カトマンズは高地で寒いと言うイメージがあったのです。でも実際に行って見ると、緯度は日本よりはるかに南に位置するので、果物や花など豊富で種類も多かったです。「サクラ」に似た花は、アーモンド…う~ん、これは分かりませんでした^^; サクラだとばかり思っていました。
赤い花はポインセチア…日本で見る鉢植えの小さなものしか知らないので・・・。そしてブーゲンビリア。南国の花ですよね?

チベット鉄道ですか、素敵ですね!
ラサのポタラ宮?でしたっけ・・・ダライ・ラマの宮殿?
ここにも行ってみたいです。個人旅行は認められていませんよね?
colletさんの素敵な旅行記、楽しみにしています!!!
必ず実現してくださいね^^
by sarahe (2010-12-25 11:26) 

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