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昨日までの先週1週間 [留学]


12月20日~25日までの1週間の生活をご紹介します。

毎日9時から午後1時まで4時間の授業があります。4時間で1つの課を勉強するのですが、最初に読解の練習があります。1ページにわたって書かれている文章について、CDを聴きながら韓国語で何と言っているのか、文意と単語を自分で考えます。これを2回行ない、3回目には本を見ながら確認します。


1日に勉強する文法は5つほど。先生から簡単に文法を使用する場面の説明を受け、時制の説明を受け、最後に先生から各自に質問がなされます。それを受けて今勉強した文法を使いながら、自分で答えて行きます。臨機応変に答えて行かねばならず、頭の回転が求められます。saraheには最も厳しい時間です。
この時間が各文法毎に20分ほどあります。

そしてテキストにある練習問題を隣の人と会話形式で解いていきます。

今日学んだ単語の説明があって、最後にCDを聞いて聞き取りの練習をします。
テキストに質問が書かれています。その内容に関する文章やら会話やらが、CDから流れて来ます。それを聞き取り、テキストの設問に答えて行き、答え合わせをして終了です。

水曜日の22日には主題発表として「私の尊敬する人」と題して、発表がありました。クラスは現在12名ほど。それを3班に分けて1回4人が発表します。saraheは第1回目でした。
A41枚に作文をして先生の添削を受け、それを覚えて発表と言う順序です。
加齢とともにこの「暗記」が本当に苦手になりました。
1500字程度なのですが、覚えるのにもの凄く時間が掛かります。
2日かけて漸く90%ちかく覚えましたが・・・

saraheは「돌아가신 아버지(亡くなった父)」として、発表しました。1回だけペーパーを見ました^^;

ある中国人留学生が選んだ尊敬する人は、「毛沢東」だったのです。
彼の幼いころの写真や勉強している写真、抗日戦争をしている時の写真・・・いろいろとPCに取り込んで、ディスプレーに映していました。
彼の説明が終わった後、先生が何か質問はないかと問うたのです。
クラスには日本人が2人、ベトナム人1人という構成ですから、中国人からは質問は出て来ません。
saraheは咄嗟に「先生、質問があります」と言ってしまいました^^;
「毛沢東が指導した文化大革命がありますが、あなたはこれについてどう考えますか?」と質問したのです。

saraheの質問の意図は、「中国と言う国がマイノリティーの意見を黙殺したり、操作したりする国であること。それはこのような尊敬する人の功績を、どのように評価しているのかと大いに関係があること。人の功績には良い面・悪い面を併せ持つのであって、良い面だけを強調するかそれしかないという主張は(国家がそのように指示あるいは指導する)、現代の民主主義国家では考えられない」と言うことでした。

他の中国人はこの質問を聞いて、「う~ん」とか「えっ・・・」とかいう声を上げていました^^

先生はsaraheの意図はとうにお見通しで、ニヤニヤしながら見ていました。
この後20分間と言うもの、侃侃諤諤の議論で・・・実に面白かったです。
「毛沢東だけが文革を指導したのではない。他のメンバーにも非はあった」とか「確かにそうだけれど、現代の民主主義国家では考えられないことというように言われると、何となく強く反発したくなる」とか・・・。
最後はsaraheなどそっちのけで、中国人同士で議論していました。先生が止めに入るまでは・・・^^;

さてさて、水曜日は下宿生のうち就職が決まって下宿を引き払う2人と夕食を共にしました。
私がネパール旅行中に下宿全体でお祝いの会が開かれたのですが、参加できなかったために私が彼らに話しをしたのです。
1人はサムソンに決まり、1人はポスコという韓国第一の製鉄・建設・貿易などを主業にする大企業に決まっています。二人はともに非常に仲が良く、ポスコに決まっている子が年上なので、「ヒョン!!!」といつも呼んでいます^^

食べに行ったのはコングクテハッキョから5分ほどのところにある、「순대국(スンデクッ)」というスンデと豚肉のいろいろな部位を入れて煮込んだものの美味しいお店でした。
会社帰りやコンデの学生などで、狭い店内は満員で席がありません。10分ほど近くを歩いて時間つぶし。
ようやく席に着くことが出来ました。

これが「순대국(スンデクッ)」です。アミの塩辛やゴマをすりつぶしたものなどを、お好みで入れて食べます。

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一緒に食べた学生2人^^
ダウンを着ているのが、ポスコに就職が決まっている「주 홍수」씨、そしてネービーのコートを着ているのがサムスンに決まっている「 이 준인 」 씨 です。
홍수 씨は月曜日から今月末の金曜日まで、ポスコで入社前の研修があるそうです。そして来年3日の日に、寮へ引っ越しをするとのこと。
준인  씨は明日から友人と2人で2週間のヨーロッパ3カ国旅行に出かけます。ドイツ・ハンガリー・オーストリアだそうです。羨ましい^^

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そして昨日のクリスマス、韓国語の先生の家にお邪魔して来ました。スウォンまで行って来ました。カンナムからバスで1時間ほどでしたが、帰りはもの凄い渋滞にはまり・・・2時間^^;
スウォンもソウルと同じく強烈な寒さでした。気温は-14℃でしたが、風が強くて体感温度は更に低かったです。
先生の家にお邪魔する前に、スウォンファソン(世界文化遺産)に寄ってきました。ファソン前の教会とクリスマスツリー。

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ファソンの一部とsaraheが買って行ったケーキ。

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先生の家で楽しいひと時を過ごし、ほろ酔い加減で再びバスでカンナムへ。
下宿近くのケーキショップで再びケーキを購入。下宿生やアジュンマへのお土産でした。

下宿3階の食堂で・・・

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一番お茶目なのはモッポ出身のトゥントゥンハン ハクセン!!!(太っている学生)
彼は来年の5月か6月に、2年間の兵役に就く予定だとか。兵役に就けば、今の肥満状態も解消されるでしょう。アジュンマが「saraheさんも軍隊に行ったら?」と冗談とも本気ともとれる発言をし、皆は大笑いでした。

アイスケーキと普通のチョコレートケーキを平らげ、トゥントゥンハンハクセンの「ノレバンへ カジャ(カラオケへ行こう!)」という一言で、-14℃を下回るソウルの午後9時の町へ繰り出しました。

お陰でsaraheは風邪を引きました^^;
私は何を歌ったか・・・

①長淵 剛 「とんぼ」
②テヨン(少女時代のリーダー) 「만약에(もしも・・・)」
③KARA  「정핑(Jumping)」

正解は・・・3曲ともに歌いました^^
KARAの「정핑(Jumping)」は、今日本でも人気だとか。振付も一部やりながら歌ったので、みな大笑いでした

テヨンの 「만약에(もしも・・・)」は、韓国ドラマのOSTだったとか。とても綺麗な曲でしたが、キーが高くて裏声を使わないとダメで、いいおっさんが・・・恥ずかしかったです。②と③を歌いながら・・・俺には28歳と24歳の息子達がいるのにな~と


今からまた寝ます。明日はテストがあります。作文の試験です。この級は毎週1回テストがあります。嫌になります。



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kaotan

男子ばかりでケーキを食らう姿ってなんかおもしろーい!
日本では連日北朝鮮の韓国への砲撃に関するニュースを
やっているので、私の韓国語サークルのお仲間たちはみな
当分危なくて韓国には行けないね~と話しているのですが
そちらではどうなんでしょう?
なんかいたって平和そうですね~。
by kaotan (2010-12-27 16:42) 

maki

中国人留学生への手榴弾を投げるような質問、ナイスです^m^
私も常々彼らは自分達が情報統制されている事実をどのように受け止めているのか知りたくて仕方ありません。
それでも中華思想が抜けないらしく、China as number 1と思っているような言動にはムカついちゃうんですよね~

一緒に寝起きを共にしたハクセンたちの就職が決まり、下宿を出て行くと一気に寂しくなりますね。
ちょうど冬の寒い時期だから余計にそう感じちゃうのかしら。

それにしてもsaraheさん、尻踊りやっちゃいましたかぁ~^^;
でもそのノリは韓国では必要ですね^m^v
by maki (2010-12-27 23:10) 

collet

ただ今NHKhiで昔の番組のベストを再放送してるのですが、
一昨夜は9年前ので文革時代に北京から下放された人達ので、
昨夜は10年前のネパールの人身売買についてのドキュメントでした。
どちらも面白く、ついつい見てしまい、寝不足が続いています。

でね、意外だったのはTVのインタビューで、
文革を否定したお年寄りがいたことです。
やはり、中国の中にも劉暁波氏がいるように、
いろんな考えの人がいて当たり前なんですよね。
そして驚いたのが、沢山の貧しいネパール人女性が騙されて、
インドの売春宿で働かされてるという事実でした。
saraheさんの旅行記を見ていたもので、
余計だったと思うけど、ショックが大きかったです・・・

それにしても、若者に交じって学生生活をエンジョイしてますね~(*^^)v
で、、、saraheさんはこの彼たちにヒョンとは呼んでもらえないんですか?
by collet (2010-12-28 13:45) 

sarahe

★kaotanさん、こんにちは。
私は日曜日に風邪を引き、月・火と2日間学校を休みました。昨日の晩に下宿生と一緒に、初めて病院に行って来ました。自由診療しか受け付けられないと言われ、それでもOKだから診てくれとお願いしました^^;
電子辞書を片手に・・・

こちらでも連日ブッカン(北韓)のことを報じていますが、皆さん大規模な戦争になることはないと考えているようですよ。局地的な限定的戦争はありえるでしょうが・・・
「核を使う」という発言も出ていますが、それが北韓にどのような結果をもたらすか、彼らもバカではないので分かっていると思っていましたが・・・彼らは「バカ」でしたから、自分たちの国諸共韓国を滅ぼすというバカげたことをするかもしれませんね^^;

下宿生はとても楽しい人達ですよ!
私の子供より若い子が殆どです。

by sarahe (2010-12-28 16:52) 

sarahe

★海外に留学している彼ら・彼女らは、自分達の国が海外からどのような評価を受けているか、よく分かっていると思うのですが。
私も彼らが情報統制を受けていることを、どの程度認識しているのか知りたかったのですが、この質問程度では窺い知ることはできませんでした。
やはり1対1でじっくりと話しをしないと、難しいかもしれませんね。

僅か6ヶ月ほど一緒に生活しただけですが、自分の子供達と年齢が近いせいか、とても親しみが持てる学生たちでした。もう一人、昨日の夕食時に嬉しいニュースが。インチョンの高校の中国語の先生に、就職が決まったとのこと。彼は中国に1年間留学経験を有し、帰国してからも人文学科中国語専攻過程で勉強を続けていたとのこと。嬉しかったですね~チュッカヘ^^

尻踊り~これは「ミスター」だったかな。この歌を歌った時に踊った踊りでしたね。
今の「ジャンピン」は・・・へへ・・・今度you Tubeで見てくださいね^^



by sarahe (2010-12-28 17:16) 

sarahe

★私も日本に帰っていた時、NHKで文化大革命に関する3日間の特集を見ました。その番組ですかね?彼らは文化人として三角帽を被せられ、大衆の前で自己批判をさせられた経験を語っていました。当時北京大学生や清華大学生だった人達が、どのようにその運動に呑みこまれていったか、そして彼らがどのようにして批判を受けるようになったのか・・・。
実に興味深く見た思いがあります。

中国ではこのような番組を企画・制作することは、困難でしょうね。文化的に成熟発展していない中国人の言動を目の当たりにすると、憤りを飛び越えて滑稽に思えてきたりします。

私が持っているネパールに関する古いガイドブックに、colletさんが書かれているインドに騙されて連れて行かれ、売春させられていることが載っていました。
それには「なかば誘拐のよう」に連れ出された少女が、インド側の国境付近にある売春宿で働かされている、とありました。
今でもストリートチルドレンがたくさんいるので、供給には不自由しないのでしょうね。。。

因みに、私のことを「ヒョン」と呼んでくれる学生はおりません^^;
アジョシ・・・これが一般的です。
by sarahe (2010-12-28 17:39) 

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