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漸く読み終わりました [読書]


以前紹介した本「明日もまた生きていこう」・・・横山 友美佳さん著
ようやく読み終わりました。

お腹の中に重いものを入れられた感じ。。。

そこかしこにちりばめられている「彼女の生への強い思い」が、何故かこころに痛い。
限りある命と知った時、残された時間をどう使うのか、どう過ごすのか。
自分だったらこんなに強く最後の時を過ごせないだろう。

こんな言葉があった。

「今まで、病気になった後も含めて、夢を追うことを一度も休んだことがない。それが生きる目標でもあった。夢があることと叶えることとは違う。その間に無数のエネルギーや持久力、つまり努力し続けることが必要だ」


ひとりひとり、それぞれに違った「夢」を持っていると思う。
でも、持っているだけ思っているだけでは何の意味もなさない。
「夢」に向けて叶える努力をしているか・・・・・・・
「一日」を無駄にしていないか?
精一杯後悔しないほどの生き方をしているだろうか?

「否」

私は今日の延長で明日が来ることを、何の疑いもなく信じている。
今日出来なければ明日やればいい・・・
そんなことの繰り返しで、1年が過ぎていく。
「限りある生」を、こんなに無駄にしている。
友美佳さんに申し訳ない・・・

「常に死と隣り合わせになって歩く人は未来を求めることはできない。未来を考えられない人は今を大事に生きる」

そうなんだな~
「今を大事に生きる」って、頭の中ではよく思うことがあるけれど、それを日常生活で実践しているか・・・これも「否」

私はこういう本を読むことが好きだ。いろいろと考えさせられるから。
でも、ただ考えるだけでそこから学んだことを実践したりこころに刻まないと、何にもならない、意味もない。
なんておバカなんだろう。

21歳でこの世を去った彼女。
やりたかったこと、たくさんあったでしょう。
私にはそれらをやることができる「時間」がある。
「今という時間がある」

少しセンチになりかけです。でも、自分も明日はないかも・・・って思い、今日一日を精一杯に生きることができれば、最後の時に後悔の程度が少しは軽くなるかも


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気づきを与えてくれる本 [読書]


今、読んでいる本「老子・荘子の言葉100選・・・心がほっとするヒント」の紹介です。

会社のPCから東販のオンラインショップのサイトにアクセスすることがよくあります。
最近の書籍の売り上げには、各書店や出版社が発表している「ランキング」が大きな影響を与えているとTVで報じていました。
確かに書店で「当店の売り上げランキング」のコーナーには話題になっている本があって、ちょっと立ち読みしていこうかな~と思うことが多いです。

でも、買いたいと思う本とランキングに入っている本とは、微妙にズレていることが多いのです。

自分の志向するジャンルというかテーマというか、そういうものがランキング本とズレているからだと考えているんですが、これってある意味では自分らしさを失わないことに繋がるのかも。

よく流行を追っている人は、流行に流され自分らしさを失っていると言われます。
自分に合ったファッション・趣味・本・音楽・・・大事だな~

そしてこの本、老子はよくご存知ですよね。
日本には古代から3人の人物の思想の流れがあると書かれています。
「老子・孔子・釈迦」の3人です。

老子は謎の人なのだそうです。生まれも亡くなった日も分からない。
ただ、孔子と同じ時代を生きたらしいと言われています。

老子は生涯「無名」であることを旨として、世に出ることをしなかった。
老子は、人間の生命は自然が作り、自然が育てている事実をなによりも大切に考えた。
人間が、もっと深くそのことを自覚して、自然と一緒に、自然のように生きることを目指した。

常に大自然の生命にわが身をゆだねて、世俗の価値を飛び越えて、もっとのびのびと、自由に明るく、心豊かに生きようではないか・・・と主張する。

「荘子」は老子の学問を受け継いで発展させた人です。
難しい難解な老子の思想を、架空の作り話をつくって、楽しくわかりやすい内容に工夫している。

その老子の言葉から、いくつか拾って書いてみます。

上善は水のごとし、与うるは善く仁、言は善く信

「じょうぜんはみずのごとし」・・・最上の「いい」ことというのは、たとえてみると水のようなものである。  
水は丸い器に入ると丸くなる。四角い器に入ると四角になる。
どんな形の器にもさからわない。柔軟であり、謙虚である。

世の人は、誰もが一歩でも上へ、一つでも高い地位を欲しがっている。水はその反対に低いところへ低いところへと流れていく。
つぎつぎと支流をかかえて、だんだんと広く大きくなっていく。
しかも最後は海に流れて、偉大な存在となる。

「あたうるはよくじん、げんはよくしん」・・・人にものを与える時には、仁愛の心をもってし、報いを求めてはならぬ。言ったことは、必ず実行して、信(まこと)を尽くさなくてはならぬ。 

水は万物に利益を与えるが、報酬はひとつも求めない。このように人にものを与える時は、報いの態度を求めてはいけない。あれこれ報いを求めたとたんに、相手と衝突したり反目したりすることになる。


なんと理路整然とした教えだろうか!
遠い昔、賢人たちはこのようなことを既に語っているのだ。
いつの世にもこれら教えは光り輝いて見える。

心穏やかに過ごしたい。
こころ穏やかに仕事に就きたい。
50歳を過ぎて、ある程度の地位と報酬を得ることができた。
子供達もみな巣立っていった。

昔のように競争のなかに身を置いて、こころ休まらない日々を送ることの無意味さを、今は感じ取れる。

自分のこれからの人生を、自分のために有意義に使っていきたい。
こころ穏やかにして充実した日々を送っていきたい。
そうこころに強く思う。





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今気になっている本 [読書]


今、気になっている本があります。
この本なんです。
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新聞の広告などでもご覧になった方がいらっしゃると思います。
書店でも目立つところに置いてくれているようです。

 「明日もまた生きていこう」 

著者は横山 友美佳さん。残念ながら4月17日に21歳の若さで亡くなられました。

彼女は1987年3月に北京で生まれました。小学生の時に体力強化のために始めたバレーボールに熱中し、中学生の時にはオリンピック有望選手に選ばれました。
全国的にも注目を集めた彼女は、バレーボールの名門校「下北沢成徳高校」へ入学し、1年生の春の高校バレーで準優勝してしまいます。勿論先輩方も強かったのですが。

そして2年生の時には全日本シニアに登録され、ワールドグランプリに出場するなどその才能をいかんなく発揮していました。
しかし・・・そんななか2005年3月に「がんを発症」してしまいます。
それでも闘病しながら受験勉強して、早稲田大学教育学部に進学します。

しかし・・・再発・・・やむなく大学を自主退学し治療に専念しますが、治療の甲斐なく2008年4月17日に永眠されました。
21歳の若さでした。

今、全日本で活躍している「大山 加奈選手や木村沙織選手」と同じく、将来を期待される選手でした。
バレーボールに打ち込んだ18年、がんとの闘いの3年。

そのなかで彼女が思ったこと・・・
「生きているのは当たり前じゃない。失う前に気づいて欲しい・・・今ある幸せ」

私はこの言葉を今かみ締めています。自分のこれからの人生を有意義に過ごすために。  

今日この本を注文しました。

マガジンハウスから1,365円で発売されています。





 
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